■ご挨拶と自己紹介
初めて寄稿させて頂きます、株式会社ザンワーズ代表の太田有哉と申します。
個人事業として2年間、その後、法人として8年間、合計で10年間メディア事業に携わっております。
あなたは「誰」「語る資格があるの」と感じられる方に向けて、念のために実績を開示させて頂きます。生々しい売上情報ですが、過去最高で、月間に8千万円を超えるアフィリエイト報酬を頂いたことがあります。
(※【注意】年間ではありません。1か月間です。)
このコラムでは、経営者としてではなく、いちアフィリエイト実践者として、生々しいお話をお伝えできればと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
■医療や健康に関連するGoogleアップデート情報
■ユーザーファースト
このコラムを読まれている皆さまは、「どんな人間が何を根拠に発信している情報だろう?」と感じながら読まれていると思います。
私たちが作成するWEBサイトの記事についても、同じことが問われています。
Googleは、どこの誰が何を根拠に、法律を守った上で、責任を負う覚悟で情報発信しているのか、という点について「ユーザーファースト」の観点から、かねてより検索結果の品質向上をテーマに掲げています。
■対岸の火事ではありません
今回は医療や健康ジャンルがターゲットになり、非常にわかりやすいところで「●● サプリ」といったキーワードでは、検索結果がアップデート前後で激変しました。
医療や健康のジャンル以外でがんばっている人も、無関係であるとは考えない方が良いでしょう。
この記事の冒頭でご紹介した、Google公式サイトでのアップデート情報公開URLに入っている文字列を見てみましょう。
「for-more-reliable-health-search」
となっています。
「health」 の代わりに別の単語が入ったら、あなたが現在取り組まれているジャンルの検索結果は様変わりします。
例えば、「financial」(金融)と入れてみます。
「for-more-reliable-financial-search」
今年のどこかのタイミングで「2018年●月●日:金融に関連する検索結果の改善について」という発表がなされてもおかしくはありません。しごく当然な流れと言えます。
「more-reliable」というのは、「もっと信用できる」「もっと信頼できる」という意味です。
遵法性、公共性、事実性、公正性などが問われています。
(※個人的にですが、金融ジャンルの検索結果品質向上にGoogleは取り組むだろうと予想しています。)
■情報発信者としての自覚
今まで軽い気持ちで記事を通して情報発信をしてきた私たちアフィリエイターは、襟を正して、記事に書いてある情報の事実性と信頼性および信ぴょう性を担保した上で、記事を公開していく時代になりました。
■すべては「理想」と「現実」のハザマ
現実的にそれがどこまで可能かは分かりませんが、願わくば
・サイトの運営者情報を明示する
・WHOIS情報の代理公開をやめてWHOIS情報を公開する
・サイトにプライバシーポリシーを明記する
・ドメインをhttps化する というようなことにも前向きに取り組みたいところです。
サイトにサイト名を付けて、そのサイト名で商標登録するところまで出来ればベターです。客観的に専門家として認定される資格所有者に記事を寄稿してもらう取り組みもしたいですね。
資金と相談しなければ出来ない事もありますから、今は難しい事は先送りして、いつか取り組んでみてください。
副業で取り組まれているかたにとって、WHOIS情報の公開はハードルが高いと思います。そういう場合には、知恵を使って家族に協力を仰ぐなどの手段も検討してみましょう。
全てのアフィリエイターどころか、全ての人は、理想と現実のハザマを生きており、もっとああしたい、こうしたい、が山積されている状況の連続を生きています。
あなただけが資金や環境の障害に阻まれているわけではありません。
阻まれているのは、既に大きく収益をあげているアフィリエイターもこれから頑張ろうというスタートアップのアフィリエイターも同じです。
それぞれが個々に置かれた状況や環境から「制約」を受けながらも、がんばっています。受けている制約を言い訳にせず、時代の変化に適応して、ユーザーファーストと言えるメディアを育成しきれたら、メディア事業に携わる我々の未来は明るいはずです。
大きなアップデートが起こる度に、大きく落胆するかたや、悲観されるかたが増える印象がありますが、私の周囲にいる実力者たちは、基本的に大きなアップデートもプラスに考えるかたが多いです。
メディアに掲載する記事代が割高にならざるを得ない流れになっていますが、ビジネスとして考えた時に敷居が高くなるという事は、敷居をまたぐ前は、「敷居にはじかれる側」になってしまいますが、敷居をまたいだ後は、「敷居に守られる側」に入る事になります。
ぜひ立派なメディアを育成して「敷居に守られる側」に入りましょう。
その覚悟なくメディア育成をしていると、今後は淘汰されてしまうかもしれません。
悲観しすぎず、楽観しすぎず、中庸の精神が肝要かと、そんな風に感じています。