記事を書き始めたものの、「タイトルを思いつかない」「どういう流れで書いたら良いかわからない」「掲載したいフリー素材の画像がなかなか見つからない」なんてことはありませんか?
このお悩み、近年話題のChatGPTをはじめとした手軽に利用できるAIサービスを活用すると解消されるかもしれません。
ということで、今回はアフィリエイター向けにチャット型AIサービス「ChatGPT」と画像生成サービス「CanvaAI」をアフィリエイトに活用する方法を解説していきます!
実は、この記事のタイトルは、「ChatGPT」にここまでの文章を入れて「以下の文章に目を引くタイトルをつけてください。」と入力した回答です。上記のアイキャッチ画像も「CanvaAI」に「Gray background, a robot is typing in front of a computer」と入力してロボットの画像を生成しました!
どうですか?気になってきましたか?それではAIでアフィリエイトの何ができるのか、是非ご覧くださ〜い!
AIとは?一体どんなことができるの?
AIとは人工知能(Artificial Intelligenceの略称)のこと。
コンピューターの性能が大きく向上したことにより、ディープラーニングと呼ばれる技術を使って大量のデータを学習できるようになりました。データを分析し、人間の知的活動を模倣して判断や推論などを行います。
AIが得意なこと苦手なこと
今後技術が発達すればできることの範囲は広がってくると思いますが、現段階ではAIは創造性が求められる作業や、感情をくみ取ることを苦手としています。その反面、単純作業やデータの共通点の抽出、テキスト・画像・音声データの処理を得意としています。
アフィリエイト記事作成はAIを使ってできるの?
結論から言うと、全ての作業をAIに任せることは難しいです。
AIはまだまだ発展途上。AIを利用して記事内容を作成しても、事実とは異なる情報が含まれてしまうこともしばしば。精度が完璧とは言えないため、人の目でチェックする必要があります。
では記事作成におけるどのような作業でAIを活用すると良いのでしょうか?
◎AIを活用すると良い例
- 見出し案を考えてもらう
- 骨子作成
- 文章校正
- イメージ画像の作成
意外と多いと思いませんか?
AIはアフィリエイト活動においても多くのシーンに活用できるんです。
どうですか?
AIに記事作成をお願いしてすべて自動化!というわけにはいきませんが、自分で記事テーマを選定した後、骨子作成や記事の肉付けにAIを活用すると自分自身では気づかなかった内容や表現を提示してくれることもあるので、ライティングや構成の参考にもなりますよ。
AIで記事作成を行うときに気をつけること
AIを利用して記事作成を行うときにはいくつか気をつけたいポイントがあります。
▲1.AIの回答は事実と異なることがある
AIの回答はデータを集めて分析した結果を出力するもの。質問内容によっては事実と異なる内容が含まれてしまう可能性もあるため、内容については必ず人の目で事実かどうかのチェックをしましょう。
▲2.AIのバージョンによっては最近の情報は取得できない
無料版のChatGPTなど、過去のデータを用いて分析を行うAIには「直近3年間の売り上げを教えて」といった学習していない期間を含む質問には答えられないケースがあります。
▲3.利用規約や注意事項を守り、法律違反にならないよう注意する
AIサービスを利用して生成した文章や画像が意図せず法律に抵触してしまったり、利用規約違反になってしまったりすることもあります。以下の点に注意して利用しましょう。
- 病気の治療・予防・診断・伝染に関する医学的アドバイスや人命に影響を及ぼすコンテンツはAIを利用しない
- →▲人の命にかかわる内容はAIサービスの利用規約で禁止されている場合があります。医師など専門家でない限り、事実確認の確認ができない内容については意図せずサイト閲覧者の健康に影響を及ぼす恐れがあるため控えましょう。
- AIを使ってコンテンツ作成をする際は、文章や画像をAIで生成した旨を必要に応じてサイトに掲載する
- →▲AIサービスによっては利用規約によりAIで生成した旨をサイトに記載することを義務付けていることがあります。
- AIを使って生成した画像に有名キャラクターやロゴが入っている場合は、サイト掲載を控える
- →▲使用した場合、著作権違反になる可能性があります。
AIサービスの利用はとても便利ですが、意図せず法律に抵触したり、誤った情報を伝えてしまったりする可能性もあるため、注意して利用しましょう。
アフィリエイトにAIを活用してみよう!
それでは実際にChatGPTとCanvaAI画像生成サービスをアフィリエイトに活用する方法を紹介します!
ChatGPTを使って記事の準備をしてみよう!
まずはChatGPTの活用方法から紹介します。
まだChatGPTに登録してないかたはこちらよりご登録ください。
メールアドレスとパスワードを登録するだけで、ChatGPTの無料版(GPT-3.5)を利用できます。
登録が完了したら、画面左の「+New chat」をクリックするとChatGPTとの会話を開始できます。
ChatGPTはチャット型のAI Webサービスなので、質問したい内容を「Send a message」の欄に入力しましょう。質問は日本語で入力すれば、日本語で応答してくれるので英語に自信がないかたも安心してくださいね。
Send a messageの欄に入力する指示文を「プロンプト」と呼びます。
今回は例としてウォーターサーバーについて記事を書く場合を想定して、実際にChatGPTを利用してみます。 骨子案の作成→タイトル案の作成→記事の校正についてそれぞれ指示文(プロンプト)を入力した場合、どんな回答が返ってくるでしょうか?
★骨子案を作成する
プロンプト:「30代をターゲットにしたウォーターサーバーの記事を書きたいです。記事の骨子を書いてください」
回答:
今回はイントロダクションからはじまり、5つのセクションとエンディングの内容、さらに骨子を元に何を詳しく書けば良いかの提案も最後に回答してくれました。
“30代をターゲットにした”というプロンプトの意味も汲み取って骨子の内容も30代が気になる健康意識について書かれています。ここまで細かく提案してくれると記事作成も楽になりそうですね。
続いて上記骨子案の記事タイトルについて、いくつかパターンを考えてもらおうと思います。
★タイトル案を作成する
プロンプト:「上記の記事のタイトル案を10個考えてください」
回答:
5秒くらいでタイトル案を10個挙げてくれました。自分で記事のタイトル案や見出しを10パターン挙げるのは大変ですよね。ChatGPTは内容の要約が得意なのでタイトルを考えるときに頼るのもアリですね!
★記事の校正をする
プロンプト:「“飲用水の基準に基づいて、ウォーターサーバーの水は定期的にテストされ、基準を満たしていることが確認されます。これにより、健康上のリスクを最小限に抑えることができます。”上記の文章を校正してください。表現は小学生にもわかるように修正してください」
回答:
かなり表現がやさしくなりました。小学生にもわかるように〜と書いたため、回答もひらがなと小学校で習う常用漢字で文章が構成されているのがわかります。“リスク”など伝わりづらそうな単語も省いて表現していますね。「この文章をもっと違った言い回しで伝えたい!」という場合にも使えそうです。
ChatGPTの指示文(プロンプト)の書きかたにはコツがある
ウォーターサーバーについて聞いているのに水道水について返答してくるなど、期待した内容が返ってこないときは、指示文(プロンプト)の書きかたを変えてみましょう。プロンプトの書きかたのコツは以下の通りです。
◎プロンプトの書きかたのコツ
- 誰に向けた内容かを書く(30代女性に向けて、高校生に向けてなど)
- 前提条件を冒頭に入れる(これは○○を解説した記事ですなど)
- 出力方式を指定する(箇条書きで書いてくださいなど)
質問する内容に条件を少し加えるだけで、的を射た回答が返ってくることが多くなります。
もし回答により高い精度を求めるならChatGPTの有料版を使ってみるのも良いかもしれません。
ChatGPTの無料版と有料版の違いって?
上記の例では無料版を利用しましたが、ChatGPTにはChatGPT Plusという有料版(月額20ドル:日本円で約2,650円)のプランもあります。有料版では無料版のChatGPT「GPT-3.5」の上位モデルである「GPT-4」を利用することができます。
ChatGPTの無料版と有料版の違いは以下のとおりです。
無料版と有料版を比較してみました!
ChatGPTの無料版と有料版について、どのくらいの差があるのか試してみました。
今回は、同じ文章の校正を比較してみます。
プロンプト:下記の文章をアフィリエイターに向けた文章として伝わりやすいように校正してください。 「近年はスマートフォンの普及に伴い、インターネットと親和性の高いジャンルが売上を伸ばしています。もちろんコスメジャンルも例外ではありません。なぜなら、ユーザーは実際の使用感やすでに商品を利用した人の感想などに興味を持ち、インターネット上の口コミやレビューで情報を収集し、そのまま購入することが多いからです。」
回答:無料版(GPT-3.5)
回答:有料版(GPT-4)
無料版の回答はあまり文章を大きく変更せず、単語を置き換えたりして文章を校正していますが、有料版のほうは伝えたい内容はそのままに、全体的に読者に語りかけるような文体に修正されています。有料版のほうが生成される文章がより自然な表現になっています。
実際に使ってみると、文章が出力されるまでの速度は無料版と有料版に大きな差はありませんでした。より複雑なプロンプトや長文の回答を求めるときに差が出るのかもしれませんね。
無料版も十分に使えますが、以下のようなかたには有料版のChatGPTをおすすめします。
◎有料版のChatGPTが良いパターン
- APIを利用してオリジナルのChatGPTを使いたい
- 精度の高い回答が欲しい
- 混雑する時間帯でも快適な速度でサービスを利用したい
CanvaAIを使って画像を作成してみよう
続いては、画像作成に役立つAIサービス「CanvaAI」を紹介します。
CanvaAIとはデザイナーではない人でもグラフィックデザインやイメージ制作を簡単に行えるツール「Canva」が提供している機能のひとつです。
テキストを入力するとイメージにあった画像をAIが作成してくれます。
Canva会員であれば誰でも無料でCanvaAIを利用できるので、まだCanvaに会員登録していないかたはこちらから登録してみてください。
それでは早速、CanvaAIを使って画像を生成してみましょう。
★イメージ画像を作成する
1.ホーム>アプリ>Text to imageを選択
2. 新しいデザインで使用>サイズを選択(今回はブログ用のグラフィックを選択)
- ※カスタムサイズを選択すると好きなサイズを選択できます
3. 左のテキストに作成したいテキストのイメージを入力>「イメージを作成」をクリック
今回はウォーターサーバーを紹介する記事のイメージ画像として使用したいので、「water dispenserの画像。背景はオフィス」とテキストを入力しました。さて、どんな画像が生成されるのでしょうか?
できあがった画像はこちら!
※CanvaAIより画像を作成
想像していたよりもオシャレなウォーターサーバーの画像が作成されました(右上の画像はお水垂れちゃってますね笑)。
CanvaAIは一度に4パターンの画像を作成します。
ちょっと欲しい画像と違うかも?もっとパターンを見たいな、という場合は「もう一度作成」ボタンをクリックすると再度画像を生成します。画像の背景など条件を細かく指定したほうが、イメージ通りの画像に仕上がります。コツをつかめばフリー素材の画像を探す手間も省けそうですね。
入力するテキストは英語訳にしても違和感のない文章にすると期待通りの画像が生成されるようでした。最初は「オフィスにあるウォーターサーバー画像」というテキストを入力して画像を作成したのですが、実は「ウォーターサーバー」は和製英語のため上手くCanvaAIに理解してもらえず少し変わった画像になってしまいました。
※CanvaAIより画像を作成
こういった失敗も含めてちょっと楽しいですね。
ぜひサイト掲載用の画像を作成してみてくださいね!
- ※CanvaAIを利用して生成した画像はCanvaの利用規約によりAIによって生成されたものであることをサイトに記載する必要があります(2023年9月時点)。
AIはアフィリエイト活動のサポーターになるかも!
ChatGPTもCanvaAIもはじめは予想とは違う回答に戸惑ってしまい、軌道修正に時間がかかってしまうこともありましたが、指示文(プロンプト)の入力に慣れてくると、自分が欲しかった情報を素早く入手できるようになりました。
AIサービスを利用すると自分では思いつかなかった文章や内容を生成してくれることも多く、まるで記事作成の相談相手が増えたよう。AIは次々と記事作成についてアイディアを提案してくれる頼もしいサポーターになりそうです。
AIを利用してアフィリエイト記事の骨子と画像を作成→生成した骨子を参考に肉付けして記事作成をすると効率よく記事作成ができるかも!記事作成のときはAIサービスをうまく活用してみてくださいね!
ご注意ください
- 本記事の内容は、2023/09/14更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
- 一部、体験談などの執筆者の個人的な意見、株式会社インタースペース(アクセストレード)以外が提供するサービスの紹介が含まれる場合もあります。情報の内容には十分に注意しておりますが、万が一、損害やトラブルが生じた場合も責任を負いかねますので、内容をご確認の上ご自身の判断のもとでご利用ください。
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