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【ビギナー講座】スマホでもクオリティの高い写真を撮るテクニック1〜光の当てかたとおすすめ加工アプリ〜

公開日:2022/03/17

A.O

株式会社インタースペース Webデザイナー

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突然ですが、ネットで商品を購入するとき商品画像を見ないで買うのって、なかなか勇気がいりませんか?

実際に商品を手に取ることができない場合、商品画像は購入の決め手となる重要なポイントです。プロのカメラマンじゃなくても購買意欲を引き出す写真を簡単に撮れたら素敵!と思いませんか?

そこで今回は、「撮った写真がなんだかパッとしない・・・。」「本当はもっと素敵な商品なのに、自分が撮影するとなんだか商品の魅力が伝わらない!」とお悩みのかたに、撮影用のライトも反射板も必要なし!スマホでもクオリティの高い写真が撮れる写真テクニックをご紹介します。

商品の撮影に、必ずしもプロが使っているような一眼レフカメラを使わなければ!ということはありません。カメラを持っていない、または撮影に自信のない人はスマホカメラを使いましょう。

最新スマホのカメラ性能を見てみると、1億画素を超えるカメラを搭載した機種の登場や、最近人気のある背面に複数のレンズを搭載した機種など、一眼レフ並みの性能を持つスマホが次々と発売されています。

みなさんも持っているスマホカメラで使いきれていない機能、たくさんありませんか?でも、設定がめんどくさそう…と思ったあなた!

今回は難しい手順は一切なし!設定はすべてスマホにお任せ!です。

もちろんスマホカメラはオート撮影モードのままでOK!特に設定もいじらず、室内で上手にブツ撮りができるポイントを伝えていきますよ。

ただし、画質の低下や商品の色合いが実物と異なってしまう可能性のある、以下機能は商品撮影では使用しないでくださいね。

写真はライティングが肝!窓の近くなど明るく、自然光の当たる場所を選んで撮影しましょう。

日中の窓際で撮影するときは、フラッシュをOFFにし自然光のみで撮るのがおすすめ。 特別な照明を使わなくても、太陽光や室内光の当てかたを変えるだけで、商品の印象が大きく変わりますよ。

まずは、この3枚の写真を見比べてください。

どの写真も構図は同じですが、伝わってくる印象や質感が違って見えませんか?

ボトルの色やラベルの見えかたもそれぞれ異なって見えますよね。

実は光の当てかたにも知っておくと便利なパターンがあるんです。この3つの光の当てかたを意識すると商品をグッと魅力的に撮影することができるので、覚えておくと商品撮影に役立ちますよ。


1.順光

順光とは被写体の正面から射す光のこと。 撮影する人は、太陽を背にしてシャッターを切る状態です。被写体全体に光が当たるため、明るく、色鮮やかな写真になります。正面に記載されているパッケージの文字をしっかり見せたい場合などは、順光がおすすめ。しかしスマホカメラと被写体の距離が近すぎると、撮影者の影が手元に映り込みやすいので、少し注意が必要です。

2.逆光

逆光とは被写体の後ろから射す光のこと。 順光とは光源が逆のパターンです。逆光は撮影ではNG!と思っているかたも多いですが、逆光は柔らかい雰囲気を出したいときにピッタリな光の当てかたです。光に透かしてみると色彩が変わって見えるガラスや化粧品のボトルの撮影に向いています。明るさの調整が難しいですが、食べ物の撮影にもツヤやシズル感を出しやすいのでおすすめです。

3.斜光

斜光とは被写体の左右どちらかの片側から斜めに射す光のこと。 斜め後ろから光が当たるように撮影すると、立体感を表現しやすくなります。影が斜めに伸びて雰囲気を出してくれるので、テーブルフォトや洋服のドレープを際立たせたい場合などにおすすめです。

どの光の当てかたにすれば良いか分からないかたは「写真の仕上がりに何を求めるか」で光の当てかたを選びましょう。

|どんな写真に仕上げたい?

  • 無難に仕上げたい→順光がおすすめ
  • 雰囲気を重視したい→逆光がおすすめ
  • 立体感を重視したい→斜光がおすすめ

初心者は斜光を意識すると、より洗練された写真に仕上がりやすくなります。よりお洒落に、雰囲気を重視したい場合は逆光にもチャレンジしてみてくださいね。

被写体はキレイに

せっかくいい写真を撮ろうと思っても、商品が汚れていたら魅力は半減。

ボトルやパッケージは光の反射具合で指紋が写りやすいことも。撮影の前は柔らかい布であらかじめ拭いて、被写体が汚れていないか確認し清潔な状態で撮影しましょう。

スマホカメラの場合は、指でレンズを触ってしまうこともあるので、皮脂汚れにもご注意を!そして商品・カメラはもちろんですが、忘れがちなのが被写体まわりに写りこむテーブルなど。カメラに写るものには細心の注意をはらうことが大切です。

背景に気を配ろう

商品がお洒落に撮れても背景に邪魔なものが映り込んでいると、写真の雰囲気が壊れてしまいます。「商品よりも背景の●●が気になって・・・」という事態にもなりかねません。

商品をきちんとフォーカスするためには、撮影する前に写りこみそうな余計なものはどかしましょう。

撮影の後にも、すぐに写真をチェックし邪魔なものが写っていないか確認することが大事です。

また写真を掲載する前に編集・加工する時は、後々の編集作業も考慮して撮影に挑みましょう。

|編集作業を考慮した撮影で気をつけること

  • 明るさ調整をする場合
    • 強い日差しやライティングを避けて商品の輪郭が白く潰れないようにする
  • 仕上がった写真に文字入れをしたい場合
    • 背景に十分な余白を確保する
  • 自然光を使って複数の商品を撮影する場合
    • 撮影時間によって光量に変化がでるため、なるべく同じ時間帯に撮影する
    • 後から明るさを均一に編集しても違和感がでないように背景を白い壁紙などシンプルなものにする

天気が悪くて商品に当てる光が足りないときや、室内の照明の下で撮影したら本来の商品の色よりも暗くなってしまった・・・というときは、スマホの加工アプリで編集するのもおすすめ。最近の加工アプリは高性能なものも多く、機能も豊富です。ぜひ用途に合わせて使ってみてくださいね。

VISCO

高品質フィルターを使えるアプリ。SNS投稿用に画像サイズの編集や明るさの調整などが簡単にできます。他のユーザーと交流できるフィード機能では、投稿された画像についてVISCOアプリのどの機能を使って編集したのかもわかるので、アプリ加工に慣れていない人は、画像編集の参考にできますよ。

Adobe Lightroom

プロ並みに細かく写真編集できるアプリ。プロ仕様の編集をしたい!すでにカメラを持っていてスマホでも手軽に編集したい!というかたにおすすめです。ホワイトバランスや露光量、コントラストを微調整することも可能。有料版ではスマホとデスクトップ版の間で自動的に同期が行われるため、ファイル読み込みの手間も省けます。

Snapseed

Googleが提供している無料画像編集アプリ。手軽に写りこんでいるものを消去する機能や、同じ画像編集効果をマイ効果として登録する機能もあります。複数枚を同じ加工で編集したい場合に、とても便利です。画像加工のツール機能は28種類。多機能で操作性に優れています。

購入の決め手になることも多い商品写真。

特別な撮影機材を使わず、スマホのみでも光に気を配ればグッと魅力的な写真にできる方法はいかがでしたか?

アフィリエイトサイトに掲載する写真は、売上にも影響を与える重要なポイント。記事に何行もの文章で伝えるより、写真1枚で伝わる質感や雰囲気のほうがユーザーの購買意欲をかきたてることも。今回の撮影テクニックを使って記事用の写真を撮影してみてくださいね!

次回はさらに写真のレベルをグっとあげる構図や撮影アングルについてご紹介します。こちらもぜひご期待ください!

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株式会社インタースペース Webデザイナー

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アクセストレードのWebデザイナー。アクセストレードのサイトをわかりやすく見やすいものにするため、日々奮闘中。趣味のカメラでいろんなものを撮るのが日課。

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  • 本記事の内容は、2022/03/17更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
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