冒頭ではアフィリエイターの平均的な収入を調査した結果を共有くださいました。
アフィリエイターにとってライティングスキルの向上は不可欠。
ということはわかっていても、ライティングスキルを高める方法もわからないし、「なんとなく記事をアップし続けている。」「なかなか成果につながらなくて悩んでいる…」というかたも多いのではないでしょうか?
そこで!アクセストレードでは一般社団法人日本アフィリエイト協議会(JAO)の代表理事を務める笠井北斗様に講師としてウェビナーに登壇いただき、成果と評価アップにつながる記事のライティング方法やマインドについてレクチャーしてもらいました。その一部をお伝えします!
継続的にアフィリエイトで成果と評価をあげている人物像とは?
JAO市場調査によると、毎月のアフィリエイト収入金額が3万円以上の人は8.3%。1,000円未満の人は70%、全くない人が40%という状況になっています。
また、3万円以上稼いでいるかたの平均的な人物像も以下のとおり紹介くださいました。
◎アフィリエイトで3万円以上の収入がある人の人物像
- アフィリエイトに取り組み始めて1年以上
- 運営サイトは5サイト
- 毎日2時間以上はアフィリエイトに割く
- 経費は5,000円程
このことからもわかるように、アフィリエイトは時間や労力をかけ継続して取り組むことで成果と評価を積み上げられるビジネスであるという説明がありました。
長期間にわたって高い報酬を獲得できるアフィリエイターのマインドとは?
高い成果を長期間にわたって獲得できているアフィリエイターは、ただ広告主と提携してその広告を掲載するだけではなく「広告主との信頼関係を気付き、広告主とユーザーへ付加価値を提供しよう」という意識を持っているかたが多いというお話も。
往々にして目先の数値で判断しがちなアフィリエイトですが、「このサイトがあってよかったな」「このアフィリエイターさんにうちの商品を取り上げてもらって良かったな」と評価してもらえるように取り組むことが、長期間高い成果を獲得するために重要なポイントと言えるようです。
具体的なライティングテクニック
安定して稼いでいるアフィリエイターのマインドをレクチャーしてもらった後、いよいよ具体的なテクニックについての説明をしていただきました。その内容を抜粋してお伝えします!
数ある記事形態の中で、どの記事形態で攻めるのか決める
一言でアフィリエイト記事といっても、ニュース記事や体験談・比較コンテンツなど多様な記事形態が存在しています。
ニュースやキャンペーン紹介は、記事を書くための時間もかからず、取り組みやすいのがメリットですが、裏を返せば、他のアフィリエイターも書きやすいと感じている記事形態なので、差別化を図りにくい点がデメリットです。
一方体験談や比較コンテンツは、しっかりとした調査や素材を集めて自分なりの文章やコンテンツを作る必要があります。取り組みには時間がかかり、場合によっては予算をかけなくてはならないときもあるでしょう。ただし他のサイトには無い文章・写真・動画を使ったオリジナル記事は付加価値の高い有益なコンテンツとなり、成果にもつながりやすいとされています。
それぞれの取り組みかたに合う記事掲載方法で、情報発信に慣れていくことが重要です。
5W2Hを意識する
注力する記事には5W2H(Who,What, When,Where,Why,How,How much)の7点を盛り込みましょう。
特にコンテンツの中では、Who,Why,Howを活用して「誰にとってなぜオススメなのか。どのように購入すればよいのか、どのように利用すべきか」を記事の流れに落とし込むことが大切です。
老若男女問わず誰にでもマッチする商品はなかなかありません。また、誰にとってなぜオススメなのかはきちんと書かれていても、どのように購入すればよいのか書かれていないと、せっかく閲覧してくれているユーザーが「とりあえずリアル店舗で見てみよう」と離脱してしまう可能性もあります。つまりどちらの情報が欠けていても、ユーザーにとっての有益性が欠けてしまうということです。
このように、5W2Hに沿って記事を書き、ユーザーの離脱を防ぐことが成果アップのコツです。
また、オンラインショップならではの特典や、ショップの信頼につながる情報はユーザーの意思決定に反映されやすいので、情報を仕入れたら記事に取り上げてみてくださいね。
一生懸命アフィリエイトの記事を書いているけど、なかなか成果につながらないと感じているかたは、一度5W2Hに沿って書けているか見直してみましょう。
記事ライティング時の注意点
SNSの公式埋め込み機能を利用する
常に自分自身で画像や素材を用意してオリジナルコンテンツ記事を書ければ良いですが、難しいときもあると思います。そんな時はInstagramやTwitter、YouTubeの口コミを引用させてもらうのも一つの手です。ただし、必ず公式の埋め込み機能を利用すること。
※画像キャプチャなどを勝手に使用すると著作権・肖像権侵害となってしまうので要注意。
集客にネガティブキーワードや商標を使わない
残念なことですが、手っ取り早く集客するためにネガティブキーワードや商標を使っていち早くアクセスを稼ごうと考えるかたがいます。しかしこのような集客方法では広告主との信頼関係を築き難く、ユーザーからしてみても有益な情報につながりにくいものです。
結果的にどんなに成果を獲得しても特別報酬を適用してもらえないなど、双方ともメリットが無い取り組みになってしまう可能性もあります。集客のためだけにネガティブキーワードは使わないと心得ておきましょう。
アフィリエイトに関わる法律&ガイドラインを守ろう
アフィリエイターとして活躍される皆さんは、広告主の代わりに宣伝を行う立場の存在でもあります。ただ広告掲載ができればOK!ということではなく法律を守って掲載するということを心がけなくてはなりません。特にアフィリエイトを行ううえで重要な法律やガイドラインは下記の5つです。
◎アフィリエイトで重要な法律やガイドライン
- 景品表示法
- 薬機法
- 著作権法
- 特商法
- WOMJガイドライン(クチコミを書くかたに重要)
アフィリエイターには、直接的にペナルティ対象とならない法律もありますが(※下図参照)、広告主からの信頼を失ってしまうと長期間安定的にアフィリエイト収益を得るのは難しくなります。 自分自身が掲載するジャンルに関わる法律は理解して法律を守った記事を掲載しましょう!
法律を守るという観点で重要なのは次の2つのポイントです。
1つ目はウソをつかないこと。 真実かどうか確かめられない、使ってもいないのに使ったふりをして記事を書くといった行為は様々な法律に反するリスクがあります。
2つ目は運営サイトに必ず連絡先を掲載しておくこと。
どんなに気を付けていても知らずに違反してしまうことはあり得る事態です。連絡先を書いておけば、まず関係各所から問い合わせが入ります。その指示に従って対応すれば、たいていは事なきを得られます。いきなり損害賠償!!なんてことにならないためにも、連絡先は掲載しておきましょう。
成果につながるコンテンツの切り口を考えよう
せっかくなら記事で紹介する商品は、アフィリエイト成果につながりやすいものを選びたいですよね。
まずアフィリエイトと相性が良いとされている商材は「多くの人々が興味を持っている(美容健康・食品・季節商材)+購買意欲のある商材(ネットで買う理由がある・お悩み系・持ち運びが面倒など)」です。これらの商材を選び、他と差別化できる切り口を考えるのがオススメです。
PV数に関わらず成果を多く獲得できる可能性があるのが、アフィリエイトの良いところ。
1日10万PVあっても成約が無ければ報酬は上がらない一方、1日10PVでもコンスタントに成約が発生すると収益性は高くなります。
個人アフィリエイターにとって、大手法人サイトと同じようなビッグキーワードで渡り合うのはなかなか難しいことですが、キーワードを絞り込めば絞り込むほど、アクセス数は減っても購買意欲の高い人がアクセスしてくれるようになり、成果につながりやすくなりますよ。
書く前に情報収集をしっかり行い、一気に記事を書きあげよう
紹介する商品と攻めるキーワードが決まり、5W2Hに沿って記事を書こう!と意気込んでみたものの、意外と情報量が少ないな…と悩んで筆が止まってしまうかたもいるかもしれません。ライティングに苦手意識を持っているかたほど、事前の情報収集と記事を書いて発信する時間を明確に分けることが重要です。分けておくことで結果的に時短につながり、時間を有効活用できます。
情報収集を行う際にはメモを取っておきましょう。通勤中や休憩中のスマホサイト閲覧、雑誌や新聞を読んでいる間に記事のネタ収集につながることもあると思います。メモには記事の構成となる要素(タイトルや盛り込むキーワード、キャッチコピー、PRポイントなど)をまとめておきます。そうしておくことで、記事を書くときにはこのメモを参考に書くだけという状態になっているので、取り組みやすいですよ。
情報収集から記事執筆まで全部一気にやろうとすると、気が散ってTwitterを眺めてしまったり、YouTubeの動画を観たりと誘惑に負けてしまった…!なんてことも。そんなことを防ぐためにもまずは情報収集を行い、記事の内容を決めて、PCの前に向かったら書き上げるだけ!という状況にしておくことが大切です。
情報収集にはASPが発行しているメルマガも、うまく活用しましょう。旬を迎えているプログラムはもちろん、報酬アップをしている広告主の情報も載っています。もし気になっている広告主がいるなら、その広告主サイトに会員登録をしてみるのも良いですね。会員限定情報から記事のヒントが得られるかもしれません♪
成果をあげるためにはどれくらい記事を書けばよいの?
記事の書きかたは教わったけれど、どれくらいの頻度で、どれくらいの記事数を書けばアフィリエイト成果があがるの?と不安に思うかたも多くいます。諦めずに続けてみよう!とは言っても、なかなか具体的な数値がないとモチベーションも維持しにくいですよね。
先輩アフィリエイターたちは、成果の上がりかたや安定してくる時期は人それぞれではあるものの、毎日1記事以上を目安に更新を続け、3か月程経った頃からコンスタントに成果があがるようになったアフィリエイターが多いようです。
100記事を一つの目標にまずは毎日諦めずに続けることが重要です。
なお、1記事あたりの文字数の目安は1,000文字以上。今回教わった情報収集とライティングのポイントを活かして独自の感想や体験を盛り込めば、必然的に1,000文字以上の記事になるはず。
また、3か月継続するなかで、各記事のボリューム感や1記事書き上げるために必要な時間を計測してみましょう。きっと自分自身でアフィリエイターとしての成長を感じ取ることができるはずですよ!
レポート編集後記
講師の笠井さんはアフィリエイター歴20年以上の大ベテラン。長年最前線で取り組んできた笠井さんからの力のこもったアドバイスは説得力があり、スタッフも皆うんうんと頷きながら聴かせていただきました。(笑)
ライティングの技術だけではなく、マインドや情報収集の方法、気を付けるべき法律の内容まで、アフィリエイターとしての第一歩に必要な情報が網羅された、盛りだくさんのウェビナーとなりました。
アクセストレードでは今後もアフィリエイターの皆さんのレベルアップにつながるようなセミナーをたくさん開催してまいります。ご自身の目標にマッチしたセミナーを見つけたら、ぜひ気軽に参加してみてくださいね♪
ご注意ください
- 本記事の内容は、2021/10/21更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
- 一部、体験談などの執筆者の個人的な意見、株式会社インタースペース(アクセストレード)以外が提供するサービスの紹介が含まれる場合もあります。情報の内容には十分に注意しておりますが、万が一、損害やトラブルが生じた場合も責任を負いかねますので、内容をご確認の上ご自身の判断のもとでご利用ください。
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