
今回のテーマは、今話題のAI画像生成ツール「Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)」。
皆さんは、アフィリエイトをしていて記事のアイキャッチやSNS投稿用の画像を探すのに、時間がかかって苦労したことはありませんか?
そんなお悩みを簡単に解決してくれるのが、初心者から上級者まで誰でも便利に使えるAI画像生成ツールの「Adobe Firefly」。デザイナー歴10年のうさぎまるが、無料で使える「Adobe Firefly」の実際の使いかたや商用利用について、デザイナー目線でわかりやすく解説します。
あなたが思っているどんなイメージでも具現化した画像にしてくれる、まるで魔法のように便利なAdobe Firefly!画像作成を効率化したいかたは、ぜひチェックしてみてくださいね。
画像生成AI「Adobe Firefly」とは?

画像生成AI「Adobe Firefly」は、一度は耳にしたことがあるIllustratorやPhotoshopなどと同じAdobe製品。「Adobe」とは、プロのクリエイター向けソフトを手掛けている米国の最大手デザインソフト企業です。
そんなクリエイティブ業界の最先端を行くAdobeが、2023年に発表した生成AIの「Adobe Firefly」。
簡単な言葉で指示するだけで、思い通りの画像を作り出し提案してくれます。フリー素材配布サイトで検索する時間や、画像加工をする手間を省いてくれるので作業時間の短縮につながりますよ♪
2023年の発表後もアップデートのたびに品質が上がり、配色デザインの提案や背景の生成などのアップデートを重ね、2024年4月にはFirefly Image 3 モデルを発表。よりリアリティや精密さを追求し、パワーアップしています。
驚異の最新AI技術でどんな画像でも簡単生成!

近年よく聞くようになった生成AIですが、そもそもなぜパっと画像を生成できるのかご存じですか?
生成AIはインターネット上の様々な情報やこれまでの入力情報を蓄積・学習し、新しいものを作り出しています。多くの生成AIは、インターネット上にある色々なサイトから情報を取ってきています。
それに比べて、Adobe FireflyはAdobeがこれまで40年間にわたって生み出してきた技術と蓄積してきた膨大なデータを活用して、画像生成を行っています。この経験と技術の積み重ねが、Adobe Fireflyの高性能な画像生成能力を支え、オリジナリティとクオリティの高い画像の生成に繋がっています。
無料プランでも利用可能

Adobe Fireflyはなんだかクオリティの高い画像が作れるのはわかった!…でもお高いのでは?
と頭をよぎったかたも多いはず!(笑) でも、大丈夫!
「Adobe Firefly」は有料版と無料版があり、無料版でも十分に使うことができますよ♪
無料版では毎月25クレジットを付与されます。「クレジット」とはポイントのようなもので、生成AI機能を利用すると1クレジットを消費します。つまり、単純計算で1ヶ月に最大25回生成できる、ということです。
ただし、再生成ボタンを押すとその回数分のクレジットが消費され、その分生成できる回数が少なくなるので気をつけてください。
有料版にするとこのクレジットが増えるので、よりたくさん画像を作ることができます。ただしクレジット数は翌月に繰り越すことはできないので注意してください。
「Adobe Firefly」を実際に使ってみた!
さて、ここからは実際の使いかたについて詳しく解説していきます。
アカウント作成から画像作成までサクッとできるので、ぜひこの記事を見ながら操作してみてくださいね。
1.まずはアカウント作成
1.AdobeのWebサイトにアクセスし「ログイン」をクリック

2. 「アカウント作成」をクリックし、Adobeのアカウントを作成

3. Adobeから登録したメールアドレス宛に送られてきたメール内のリンクをクリックすれば登録完了
ここまでできたら準備はバッチリ!
実際にAdobeにログインしてみましょう♪
2.「テキストから画像生成」をクリック

Adobeにログインし、右下のAdobe Firefly枠内にある「テキストから画像生成」をクリック。
いよいよ画像生成です!
3.テキストエリアに生成してほしい画像の説明を入力

テキストエリアに作りたい画像イメージの説明文を入力します。AIに「こういう画像作ってよ!」と指示を出すイメージで書いていくとやりやすいですよ♪
このAIへの指示を「プロンプト」といいます。
Adobe Fireflyのプロンプトは100以上の言語に対応していて、もちろん日本語にも対応!
400字まで入力できるので、思いついたままの文章を記入しても大丈夫です。
プロンプト入力のコツはできるだけ具体的でシンプルな単語を3つ以上入れること。
基本的には、「誰が」「どのように」「何をしているか」という形になるように意識してみましょう。
例えば、好きな場所で仕事をするノマドワーカーのイメージ画像を作りたい場合。
「若い日本人男性がカジュアルな服装でパソコンをしている 背景はオーストラリアの美しい海」と入力すると4枚の画像を生成してくれました。

ここで気に入った画像があればクリックし、ダウンロードしてみましょう。
もし気に入ったものがない場合は、再度「生成」をクリックするとまた別の画像が4点表示されます。
…どうでしょう?
これらの画像の人物について「どこかでみたことがある」感じがしませんか?
個人的に、これが生成AIの魅力だと思います。機械っぽさがなく、絶妙に実在しそうでしない人物を生成してくれるんです。
余談ですが一番右の人は私の前職の上司に似ています。(笑)
画像の編集もできる
生成された画像は編集することもできます。せっかくなので元上司似の画像でやってみますね。

画像をクリックすると左上に「編集」ボタンが表示されます。「編集」ボタンからは、画像の縦横やテイスト・色味を変更できますよ。
また、「生成塗りつぶし(プレビュー)」を押すとまた下部にテキストエリアが出てくるので、プロンプトを入力すると、背景だけを変更することもできます。

試しに背景をニューヨークのビル街に変更してみます。

はい!あっという間に「海辺でPC作業をする男性」から、「ニューヨークのビル街をバックにPC作業をする男性」になりました!一気に都会的で仕事ができそうな元上司似の画像になりましたね。
こんな感じで簡単に編集ができるので、日常ではありえないような組み合わせの画像も作れちゃいます。(笑)
ぜひ色々と試して遊んでみてください!
クレジット残数の確認方法
ちなみに、今回の画像生成では2クレジットを消費しました。

クレジットの残数は右上のアイコンをクリックすると確認できます。
無料プランの場合は残数を確認しながら使ってみてくださいね!
AIの弱点を知っておく
思いつくまま、いろんな画像を作成してくれて万能に思える画像生成AI。ただAdobe Fireflyだけではなくほとんどの生成AIに言えることですが、人間の「手」を生成するのが不得意なんです…。
人間の手は複雑な動きをしたり、角度によって見える本数が変化したりするため、AIが学習することは難しいとされているようです。そのため、手のアップなどを生成したい場合は注意が必要です。
私も試しに「両手」というプロンプトで生成を試みましたが、指の数が合わず形もうまくいきませんでした。

※Adobe Fireflyで画像を作成
次に「5人の両手」と入力し生成を試みたところ、今度は手の数が足りず、右から2番目の人の小指も不自然になってしまうという結果に…。

※Adobe Fireflyで画像を作成
何回か生成すると成功しますが今の段階では再現性は低いようですね。
このようにAIにも不得意なことはある、ということを認識して利用するとクレジットの消費を抑えることができるかもしれません。
実際に使ってみた感想
色々な画像作成ツールを使ってきましたが、その中でも特にAdobe Fireflyは画像編集の知識が全くない初心者のかたでも使いやすく、画像作成がしやすいと感じました。
デザイナーとしては、これまでしてきた細かい修正作業や人物の合成などをしなくても、こんなにも簡単にできてしまうことに、とても驚きました。
正直これまでの地道な作業時間は一体、何だったのだろうか?という気持ちになることもありますが(笑)、これから先の効率化によって生まれる時間のほうがずっと大きいと思っています!
「Adobe Firefly」は商用利用できる?
サイトやSNS投稿に画像を使う場合、その画像が商用利用できるのか著作権に問題がないかを確認する必要がありますが、生成AIによっては学習元が明らかでないものもあり、商用利用できないものや著作権などをクリアしていないものもあります。
その点、Adobe FireflyはAdobe Stock(Adobeが運営するフリー素材サイト)、オープンライセンスのコンテンツ、著作権の切れたコンテンツから画像を生成しているため、商用利用可能となっています!

ちなみに、Adobe Fireflyの中に「img to img」という画像から新たに画像を生成するという機能があります。この場合、元画像に著作権があると生成した画像自体に著作権侵害のおそれがあるため注意が必要です。
ネットから拾ってきた画像などではなく、著作権や肖像権侵害にならない自分で撮影した写真などを活用してみましょう。
「Adobe Firefly」を活用して効率よくアフィリエイトしよう!
今回の記事で、無料で簡単に使える「Adobe Firefly」に興味を持っていただけたら嬉しいです。
すぐにアフィリエイトに活かせなくても、まずは触ってみるだけでも大丈夫♪慣れてきたらアイキャッチの素材として使ってみたり、Instagramの投稿用画像を作ってみたりと活用してみてくださいね。
デザイナーでなくても誰でも簡単に、そして安全に利用できるので、この記事を読んで気になったかたはぜひ一度挑戦してみてください。
ご注意ください
- 本記事の内容は、2024/07/18更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
- 一部、体験談などの執筆者の個人的な意見、株式会社インタースペース(アクセストレード)以外が提供するサービスの紹介が含まれる場合もあります。情報の内容には十分に注意しておりますが、万が一、損害やトラブルが生じた場合も責任を負いかねますので、内容をご確認の上ご自身の判断のもとでご利用ください。
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