あたり前のことですが、検索ユーザーは、知らないことを知ろうとして検索をしています。悩みを解決したい時、欲求を満たしたい時、キーワードをきっかけとして、解を手にしようと行動をしています。
検索をした結果、目の前には検索結果が並びます。その中から有用なサイトで情報を収集します。では、どのようなサイトが有用と言えるのか、今日は10個の視点をご紹介しましょう。
あたり前のことですが、検索ユーザーは、知らないことを知ろうとして検索をしています。悩みを解決したい時、欲求を満たしたい時、キーワードをきっかけとして、解を手にしようと行動をしています。
検索をした結果、目の前には検索結果が並びます。その中から有用なサイトで情報を収集します。では、どのようなサイトが有用と言えるのか、今日は10個の視点をご紹介しましょう。
多くの場合、解は一つではありません。ダイエットの方法を思い浮かべてみてください。痩せるというゴールにいたる方法は、いくつもあります。ファスティングダイエット、置き換えダイエット、レコーディングダイエット、酵素ダイエット、などなど挙げればキリがないくらいです。
選択肢の多い現代において、何か一つの解を提示するだけでは、読み物として非常に物足りないと言わざるを得ません。存在する選択肢について、出来る限り数多く取り揃えて掲載し、網羅性を高めてこそ、有用と言えます。
多様性とは、網羅性に近いニュアンスになりますが、画一的でないことを指します。さらに言えば、価値判断を付け加えた時に、賛否両論を掲載している状態が多様性に富むということです。
例えばダイエット方法について、置き換えダイエットもファスティングダイエットもレコーディングダイエットも、●●ダイエットもあるよねと、書いてある状態が「網羅性が高い」ということで、それら一つひとつについて、メリット・デメリットなどの賛否両論を書いてある状態が「多様性が高い」ということになります。
また活字だけではなく、図解があったり、動画コンテンツを交えていたり、表で一覧や早見表などがまとめられていたりと、コンテンツが様々であることも多様性に富むと言えます。
話者が画一されていない、つまりメディアに寄稿している執筆者が複数いる状態も、メディアに多様性を持たせるアプローチ方法です。
「モチはモチ屋に」と言われるように、訴訟トラブルがあれば、弁護士に相談するのが道理です。それなのに、アフィリエイトサイト作成となると、その道のプロではない人が記事を書いていたりすることは珍しくありません。
学資保険に関するメディアであれば、できれば記事はファイナンシャルプランナーに書いてもらいたいところです。専門家に寄稿してもらうことにより、そのメディアの専門性は高くなります。
専門家が書いた記事ばかり集めたからといって、本当に専門性が高いメディアに育つのかという疑問があるかもしれませんが、素人が書くよりは専門性が高いメディアになるのは間違いないでしょう。
何をもって専門性が高いというのかは、主要テーマに関する情報量の多さを指します。端的に言えば、専門性が高いというのは、主要テーマに付随する主要なサブテーマを漏れなく網羅できることです。
ドラゴンボールのストーリーを紹介する記事を書くとします。孫悟空と7つのドラゴンボールのことしか書けないのが素人で、専門家はクリリンや亀仙人といったサブキャラクターについても、しっかりカバーして書いてくれます。
専門家に求められる技能はまだあります。それについては、次のパートで触れます。
信じられて、頼れるというのが、信頼性のあるメディアということになるでしょう。網羅性が低いと頼りないです。多様性が乏しいと信用できません。専門性が低いと頼れません。そう考えてみると、信頼性というのは、様々な課題をクリアして初めて勝ち取ることのできる要件と言えそうです。
学資保険をテーマとするメディアに投稿されている2つの記事があるとします。一つは、自分の子供のために学資保険に入っているファイナンシャルプランナーが書いた記事、もうひとつは、子供がおらず、学資保険に加入したことのないファイナンシャルプランナーが書いた記事です。あなたはどちらの記事が勧める学資保険に加入するでしょうか。どんな時にも少数派はいますので、それはさておき、多数派のかたは、前者の記事から学資保険に加入することは想像に難くありません。
経験が豊富であるということも専門家に求められる要件であり、その経験豊富さに人は信頼を寄せるのでないでしょうか。
経験が豊富であるということは、それに携わっている年月が長いことでも表現されます。そのため従事してからの期間が短い専門家よりは、従事してからの期間が長い専門家の方が頼られる傾向にあります。
信頼性にも大きく関わってくるのが整合性です。メディアに掲載している記事Aにて、すぐに申し込むべきだと結論付けられているのに、記事Bでは、じっくりと検討をするべきだと結論付けられていると、主張に一貫性がありません。
極端な例ですが、記事タイトルに「●● 一覧」と書いてあるので、一覧表があるのかなと、その記事をクリックして読もうとすると、記事コンテンツのどこにも一覧表が存在しないとか、こういうのも整合性がないコンテンツです。
当然、信頼のおけないメディアという印象が強烈に刷り込まれますし、2度と訪問したくないサイトに認定されます。
「●● ランキング」というキーワードで検索をした際に、検索上位に出てくるサイト毎にランキングの順位が異なっているケースは非常に多いです。いったい何が事実なのか不明なことは珍しくありません。
検索ユーザーは、何が事実だろうかと懐疑的にみていることでしょう。いろんな手続きの方法を調べても、サイトAとサイトBで書いてあることが違っている、なんてことは日常茶飯事です。
先に書いたように、メディアとして信頼を勝ち取るためには、誤った情報の発信を避け、事実の記載に努めたいところです。
「情報を掲載した時点では事実だったけれど、現時点では事実ではなくなっている」という情報を更新していないために起こる誤情報の掲載もまだまだケースとして多いでしょう。
事実性を担保するには、掲載情報の更新も重要な課題の一つです。
あなたのサイト内でもコンテンツの多様性は求められていますが、Googleは検索結果についても多様性を持たせたいという考えを持っています。そのため当然ですが、重複コンテンツを嫌います。
競合サイトが取り扱っているテーマと、あなたのメディアの主要テーマがかぶっていたとしても、掲載する記事については、独自の切り口と独自の文章が求められています。
詳しくは、以前私が書いた記事を合わせてお読み頂けると幸いです。
これだけ情報過多な時代で、玉石混合の情報で溢れかえっていると、正しくない情報や内容の薄い情報、何も気づきや発見を与えてくれない情報が非常に多いのが現状です。
求められているのは、誤った認識を正してくれる情報であり、誰かに教えてあげたいと感じられるような知見を与えてくれるノウハウであり、すぐにでも取り入れたくなるような考え方であり、試してみたくなるような方法論などです。
そもそも検索ユーザーは、なぜ検索をしているのでしょうか。その疑問に立ち返ると、育成しているメディアには、啓蒙性を持たせる必要があるのがわかるでしょう。
メディア育成にいそしんでいると、どうしても記事コンテンツや挿入画像の充実にとらわれがちですが、メディアに求められている有用性として、情報発信だけでなく、機能を通して有用性を発揮することも求められています。
・条件を指定するとサイト内で検索結果が可変するキュレーション機能
・必要事項を打ち込んでボタンを押すと、結果がわかるシミュレーター
・サイト訪問者同士で交流が生まれる掲示板
・求めている人と提供したい人をつなぐマッチング機能
この4つはサイトに実装できる機能の代表格です。
機能についてもコンテンツと同じように、あなたのメディア独自で、世の中にまだ存在していない便利な機能を実装することができれば、メディアとしての将来は非常に明るいモノになるでしょう。
可読性とは、読みやすさの度合いのことです。
改行の少ない文章のカタマリは読みづらいです。まったく装飾が施されていないWEBメディアも読みづらいです。文字フォントが小さいと、やはり読みづらいです。こういった類のことは、見せ方の技術的アプローチでカバーできます。
例えば、網羅性の高いメディアに多いケースですが、選択肢を10個掲載していて、そこまでは良いのですが、その10個のうちから、どういう考え方で取捨選択をして、自分に合った1つを選べばよいのか、推奨する「選び方」を書いていないケースです。サイト訪問者は「何をどうやって選べば良いか」という疑問を感じて、止まってしまいます。
理由や根拠が欠如しているケースも同じように多いです。「あなたにはコレがオススメです」と書いてあったとします。そこまでは良いのですが、オススメの理由が書き添えられていないと、「どういう理由でコレが自分にオススメなのだろう」とサイト訪問者は疑問を感じて、そこで止まってしまいます。
読み手側で、文章の推測が必要になるケースも多く、読んでいると疲れてくるので、読み進めるのが難しくなってしまうケースも多いです。
文章を読んでいて、「コレってこういう意味なのかな、別の意味にも解釈できるけど・・・」と感じる、あのケースのことです。
推測する意味:
1) 佐藤さんの子供と鈴木さんの子供に会った
2) 佐藤(夫)と鈴木(妻)の間の子供に会った
3) 佐藤さん(大人)と鈴木さんの子供に会った
4) 佐藤さんと一緒にいたら鈴木さんの子供に会った
実に4通りの意味に取れてしまう文章です。こういう推測が必要な文章は読むと疲れます。推測の必要がなく、読んでいて疲れない、スラスラ読める文章を書きたいところです。
「記憶に残るサイト」か、「感情に残るサイト」か、できれば「記憶と感情に残るサイト」を育てたいですね。記憶と感情に残るサイトに育つということは、あなたのメディアにたくさんのファンが付いているということであり、検索結果からのアクセス流入に頼らない強いメディアに育つということです。
ソーシャル系のサービス、いわゆる「はてなブックマーク」もたくさん付くでしょうし、Facebookの「いいね」や「シェア」も増えることでしょう。自然発生的な被リンクも付きます。こういう経過をたどって徐々にドメインパワーが強くなり、新規追加記事でも、いきなり良い順位を獲得できるように育っていきます。
是非、今回ご紹介した視点を一つでも多く取り入れて、メディア強化に活かして頂けると幸いです。
ご注意ください