コンテンツ制作

よいコンテンツの書きかた(ライティング技術)PART1《河井大志アフィリ論8》

公開日:2015/10/14

河井 大志(カワイ ダイシ)

株式会社Smartaleck 代表取締役

河井 大志(カワイ ダイシ)

前回の《河井大志のアフィリ論7》では、ブログの各記事から集客するために「SEO対策で上位表示されやすい記事タイトルの付けかた」「つい読みたくなるような記事タイトルの付けかた」を説明しました。

今回は「よいコンテンツ(記事)の書きかた」について説明をします。

「コンテンツマーケティング」や「コンテンツSEO」という言葉が2014年頃から流行しています。 私自身も様々なSEO対策セミナーやWEBマーケティングに出席するのですが 「コンテンツマーケティングで大事なことは何ですか?」 「コンテンツSEOのポイントは何ですか?」 という質問に対して「明確に」そして「理解しやすい内容」で回答できる人は非常に少ないのが現状です。 これらの質問に対する回答のほとんどが次のような「漠然」とした回答になりがちです。 「有益な情報をサイトで提供することです。」 「ユーザーの役に立つ記事を掲載し続けることです。」 では「有益な情報」や「ユーザーの役に立つ記事」は一体どのようなものなのでしょうか? そしてどんなコンテンツ(記事)なら、自分が狙っているキーワードで上位表示されやすいのでしょうか?

まず、「有益な情報」や「ユーザーの役に立つ記事」とはどのようなものなのか、を考えるにあたって「検索意図」を考える必要になります。

検索意図とは、

「そのキーワードでなぜ調べたのか」
「そのキーワードで調べて何を知りたいのか」
「そのキーワードで調べて何を解決したいのか」

ということです。

例えば「広島」というキーワードで検索する人の「検索意図」は、

「広島の観光地の情報を欲しい」
「広島に関するニュースを見たい」
「広島カープの試合結果を知りたい」

など、多種多様な検索意図があるでしょう。

もう少しキーワードを絞り込むと、

「広島 観光」というキーワードで検索する人の「検索意図」は
「広島のおススメ観光地を知りたい」
「人気の観光スポットランキングを見たい」

というように、推測しやすくなるでしょう。

検索意図を理解した上で言えることは、

「有益な情報」や「ユーザーの役に立つコンテンツ」は「検索意図を満たすコンテンツ」が「有益な情報」や「ユーザーの役に立つコンテンツ」ということです。

そして言い換えるならば、「検索意図」を満たすコンテンツを作ることができれば、そのキーワードで上位表示することが可能になってくるのです。

では、皆さんが狙っているキーワードの「検索意図」は、一体どのようなものなのでしょうか?

「検索意図を満たす」と言ってしまえば簡単ですが、まだ漠然としています。

なぜなら

「広島 観光」というキーワードで検索する人の検索意図は
「おススメの観光地を知りたい」「観光地ランキング」を知りたいという他にも
「どのようなルートで観光すれば楽しいのか」
「おススメの旅館はあるのか」
「どのような名物料理があるのか」など様々な検索意図が隠されていることがあるからです。

このような「想像」では補えない「検索意図」を発見するためには、「Yahoo知恵袋」を活用することがお勧めなのです。

Yahoo知恵袋内の検索窓で「広島 観光」というキーワードで検索すると多種多様な質問が出てきました。

「定番以外(宮島、原爆ドーム)以外の観光地を教えてください。」
「大阪から日帰りでできる広島の観光スポットはありますか?」
「広島の花火大会で有名なものはありますか?」
「広島の名物お土産はありますか?」
「宮島(厳島神社)の見ごろ時期について教えてください」

実はこれらのYahoo知恵袋に出てきた質問は、まさに「検索意図」と考えてしまってよいのです。

もしかすると皆さんも経験しているかもしれませんが、Googleで「広島 観光」で調べたけれど、あまりよい情報が出てこなかった・・・そんな時に、このような「Q&A」サイトを利用することが多いのです。

このように、Yahoo知恵袋を活用すれば自分では想像もできなかった「検索意図」を発見することができ、そしてその検索意図を満たすためのコンテンツというのが「ぼんやり」と浮かんでくるのです。

自分が上位表示したいキーワードの「検索意図」は理解できたけれど、その検索意図を満たすコンテンツを作ることができなければ上位表示はできないのです。

まさにこれはコンテンツマーケティングやコンテンツSEOで重要な部分であります。

ではどのような「コンテンツ」が検索意図をみたすのでしょうか?

それは、それらの質問に対する「ベストアンサー」です。

Yahoo知恵袋は質問に対して様々なかたが回答をするのですが、その中でも質問者が「満足したもの」「疑問が解決したもの」をベストアンサーとして選ぶ機能があります。

つまりベストアンサーこそ「質問者の意図」を満たすコンテンツなのです。

もちろん、その内容をそのままコピペして自分のサイトやブログで掲載することは規約違反にもなりますし、Googleのアルゴリズムの観点でも上位表示されることはありませんが、立派なヒントになるのです。

Yahoo知恵袋内の検索窓で自分の狙っているキーワードを入力し

出てきた質問が「検索意図」
ベストアンサーが「検索意図を満たすよいコンテンツ」

なのです。

そして、最後に見ておくべきことは、その質問の「閲覧数」です。

「閲覧数」が「600」となっているものは「600人」の人が同じような疑問を持っているということです。閲覧数が「25,000」となっているものは「25,000人」もの多くの人が同じような疑問を持っているのです。

つまりできるだけ多くの閲覧数の質問とベストアンサーを確認していくことによって
自分が狙っているキーワードの検索意図とその検索意図を満たすコンテンツを深く理解できていくのです。

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河井 大志(カワイ ダイシ)

株式会社Smartaleck 代表取締役

河井 大志(カワイ ダイシ)

SEO対策コンサルタント、アフィリエイター支援事業を展開。著書に「SEO対策 検索上位サイトの法則52」「アフィリエイト報酬アップの絶対法則61」がある。

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