扱う商品は引き続き、空想上のレトルトカレー。とってもおいしいと評判の『アクトレカレー』です。それではさっそくまいりましょう。
こんにちは。株式会社ポエガでコピーライターをやっております塚本です。
今回は、ぼくが文章を書く際の3番目の工程。
(3)ざっと書いてみる
について解説していきますので、どうぞお付き合いください。
ちなみに全体的な手順としては以下の通りです。前回までのコラムもアフィ大にアップしていますので記載よりリンクしてご確認ください!
◆文章を書く手順
- (1)商品・サービスに関連する情報を集める
- (2)ユーザー目線で、掲載する情報を絞る
- (3)ざっと書いてみる
- (4)修正・校正で文章を磨く
◆ (3)ざっと書いてみる
要は、前回のコラムでまとめた訴求ポイントに沿って、文章を書いていけば良いのですが、おそらく一番困るのは「味」の表現ではないでしょうか。
いくつかのライティングテクニックをお教えしますので、ぜひ参考にしてください。
● 「味」を表現するときに気をつけるべきこと
● 「おいしさ」は、五感で感じるもの
人は、その食べ物がおいしいかどうかを舌だけで判断しているわけではありません。
・おいしそうな「見た目」
・おいしそうな「音」
・おいしそうな「舌ざわり・手ざわり」
・おいしそうな「におい」
・おいしい「味」
このように、五感をフルに使ってインプットされる情報を総合的に判断して、「おいしい」と感じているのです。
『アクトレカレー』は、どんな色で、具はどのように入っているか。カレーだと、音にはあまり特長がないかもしれませんが、舌ざわりやにおいなども、「おいしさ」の表現をより深いものにしてくれます。
● 「おいしさ」を他の何かに置きかえてみる
伝えにくい情報は、ユーザーがすでに知っているであろう、違う情報に置きかえて、説明してみましょう。
例えば「辛さ」は、「舌の感覚」を伝えなくても表現することができます。
・食べ始めてしばらくすると汗がにじむくらいの辛さ
・体がほどよくほてるくらいの辛さ
・CoCo壱番屋の“1辛”ぐらいの辛さ
・小学生以上なら食べても大丈夫な辛さ
などなど。
できるだけ忠実に、かつ美味しさが伝わるような「例え」を探してみてください。
ただひとつ注意しておきたいのは、表現に凝りすぎて言葉遊びになってしまうことです。ワインの味の表現で、こんなのを耳にしたことはありませんか?
「小春日和の公園を吹き抜ける風のような芳醇な味わい」
…なんかすごいけど、よくわからないですよね。
カレーの味を伝える上では、そこまでやる必要はありません。表現は、無理にひねり出さないようにしましょう。
● 「周囲の感想・反応」も載せてみる
あなたの口コミは、商品が売れるための非常に重要な情報となりますが、あなたの周囲の反応もまた、あなたの口コミをより強いものにしてくれます。
もし『アクトレカレー』を一緒に食べた人がいれば、その人の感想や反応も書いておくと良いでしょう。
「一緒に食べた友だちも美味しいと唸りながら食べてた」
「子どもの食べるスピードがいつもより早かった」
こんな感じで、あなた自身の感想にちょっと添えておくだけでも説得力が出てきます。
以上、これらの方法を試しながら、『アクトレカレー』の味を表現してみてください。味以外の訴求ポイントについても、まずはざっと書いておいて、次のステップに進んでいきましょう。
ちなみに今回は、高級感があって味に深みがあるカレーを想定して、「美味しい」と表記しています。家庭的で人の温かみが感じられるカレーなら、「おいしい」を使うなど、工夫してみてくださいね。
次回はいよいよ最後の行程、「修正・校正で文章を磨く」です。それでは、また次回もお付き合いください!
ご注意ください
- 本記事の内容は、2015/05/31更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
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