コンテンツ制作

文章は、“ひらく”と読みやすくなる。

更新日:2016/09/29 公開日:2010/10/19

塚本 清志 (ツカモト キヨシ)

株式会社ポエガ 取締役

塚本 清志 (ツカモト キヨシ)

こんにちは。株式会社ポエガでコピーライターをやっております塚本です。 「Webのテキストは、視認性が低い」。こんな言葉を聞いたことはないでしょうか。 平たく言うと、紙に印刷された文字よりも読みにくい、ということですね。きっとあなたにも、思い当たる節があると思います。 確かに、PCのディスプレイはまぶしいし、基本的に文字はドットの集合なので、不鮮明。さらに文字間・行間が詰まったデザインなら、読む気なんて一瞬でどこかに飛んでいってしまいます。 ユーザーは、それが興味のある内容でも、がんばってまでは読みたくないんですよね。 でも、興味がある上に“ラクに読める”なら、読んでもらえる可能性は、グッと高まります。だから、ユーザーが読む前に「この文章は読みやすいぞ〜」と教えてあげることが大事になってきます。

ではユーザーは、どこでそれを判断しているかというと、「漢字と仮名のバランス」です。※仮名とは、ひらがなとカタカナのことです。

ぼくが思うに、多くの方は文章をより良く見せようと、漢字を使いすぎる傾向があるようです。

漢字で書ける語句をひらがなで書くことを、編集用語で「ひらく」と言うのですが、ぼくがライティングするときに、基本的にひらいている漢字をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

全て すべて
致します いたします
下さい ください
様々 さまざま
こと
既に すでに
是非 ぜひ
〜の為 〜のため
色々 いろいろ
〜する時 〜するとき
〜等 〜など

かしこまった話し方の人より、やわらかい話し方の人の方が話を聞きたいと思うのと同じですね。

もう一つポイントをお教えしておくと、ひらがなだけが余りに続きすぎると読みにくくなってしまうので、適度に漢字をはさんでいくのもいいでしょう。

また、今回のお話には例外もあります。それは「専門性」があるコンテンツの場合です。適度に漢字を使うことには、読み手に信頼感や安定感といった印象を与える効果もありますので、ユーザーとあなたとの関係を考慮した上で、漢字と仮名のバランスを意識してみてくださいね。

今回はここまで。それでは、また次回もお付き合いください!

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塚本 清志 (ツカモト キヨシ)

株式会社ポエガ 取締役

塚本 清志 (ツカモト キヨシ)

取締役・コピーライター・クリエイティブディレクター。新進気悦のベンチャー企業にコピーライターとして入社。評価対象は成果のみという環境の中、入社7か月でライターチームのトップに就任。現在は(株)ポエガで各種広告・Webサイトを中心に、メールマガジンなどのライティングを担当。ブランディング、プロモーションプランニングもこなす若きクリエイター。(実績:某世界的検索サービス企業、某自動車メーカーなど)

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