セミナーレポート

宅配クリーニング「リナビス」工場見学会レポート♪(後編)

公開日:2020/04/22

アクセストレード セミナー担当

株式会社インタースペース

アクセストレード セミナー担当

宅配クリーニング「リナビス」さんの工場見学レポート、後編です!

注文受付から前処理・シミ抜きの工程は宅配クリーニング「リナビス」工場見学会レポート♪(前編) をご覧ください。

前処理や修繕の工程を終えた衣類は、洗濯機にかけられます。
ドライクリーニング、水洗い、それぞれコインランドリーのような機械に投入します。

リナビスでは今春からドライクリーニング溶剤の変更を予定しており、見学に伺った日はちょうど試験運用を行っていました。

クリーニングに出したお洋服ってきれいになって戻ってくるのはうれしいけど、どうしてもニオイが気になる…と感じていたかたもいるかもしれませんね。

ニオイのもととなっているのはドライクリーニング溶剤なのですが、精製度数によってはニオイが出てしまうとのこと。今回リナビスが採用する溶剤は全国でもまだ数社しか取り入れていないものだそうです。

参加アフィリエイターの皆さんも新・旧の溶剤のニオイを比較させてもらい、一様に「納得!」の表情。

東田社長は新溶剤の導入について「仕上がりを喜んでくれていても、ドライクリーニングのニオイが気になるというお客さまは一定数いました。それがネックになることのないように今回決断しました。コストは高くなるけれど、ありがたいことにお客さまも増えているので、皆さんにもっともっと喜んでもらえるように取り組んでいきます!」と説明されていました。

一度に64着入る立体乾燥機。

65℃で45分ほどかけて洋服を揺らしながら乾燥させます。乾燥器のハンガー穴には一定の間隔があいているので衣類同士ぶつかり合うこともありません。

静電気(衣類の繊維同士が摩擦することによって発生する)も防止でき、装飾品が隣の衣類に引っかかるなんてトラブルの心配もない、安心できるスグレモノの乾燥機です!

※リナビスでは素材に応じて乾燥方法(自然乾燥・静止乾燥)を判断しています。

乾燥を終えた衣類は「トンネルフィニッシャー」と呼ばれる機械に通します。蒸気が出て小さいシワが取れ、埃が空気で落ちる仕組みになっています。

これで、多くの衣類は細かい手直しをするだけでクリーニング完了となります。

クリーニング工程の最後は、職人さんの確かな目で最終仕上げ。

人体プレス機と呼ばれるスチーム機や、細部の仕上げに適した小型スチーム機、スラックスプレス機、おなじみの横型アイロン台などがぎゅっと詰まったエリアでそれぞれの衣類に適した仕上げを施します。

もちろん袖口の汚れや毛玉の最終チェックも。

再洗いが必要と判断されたものはもう一度洗いの工程に戻されます。

表のシワが取れたら、驚くことに裏地にもスチームを当てて仕上げていました!本当に手間がかかるんですね〜。

ここからは再びマシンが大活躍。

仕上がった衣類はラッピングマシンで1点ずつラッピングされます。

お客様の手元に届くまで埃や汚れが付かないよう、丁寧にラッピングされた衣類はハンガーレールで仕分けレーンに運ばれ、お客様毎に仕分けされます。

50分で1ロット(300着)の仕分けをします。

注文点数と数が合わないものや仕上がりが遅れているものがある場合、代わりにピンクのハンガーが差し込まれお客様の依頼点数が揃うまでこのレーンで待機となります。

クリーニング店の店頭では、店員さんが注文タグを確認しながら頼んだものを集めてくれますよね。その作業が大規模に自動化されたもの、というイメージでした。

いよいよ最後の工程。

依頼点数の揃ったものからバーコードスキャンしてお客さまの注文内容に合っているか確認します。
万一別商品の紛れ込みがあった場合はアラートが出る仕組みになっています。

検品を終え、保管を頼んでいるかたの衣類は倉庫に移されます。リナビスでは12か月無料保管サービスが付いていますが、実際には半年ほどの保管依頼が多いそう。

リナビスは郊外ならではの広大(約2000坪=4000畳分!)な土地を利用して衣類を保管しています。

普段は倉庫内の照明を落とし、自然光も差し込まないようにしているので、保管している間に大切な衣類が日焼け…なーんてトラブルも発生しないよう、徹底して管理されているようですよ^^

クローゼットを占有してしまう冬物の厚手衣類を次のシーズンが来るまで無料で保管しておいてもらえるなんて、とっても嬉しいですよね!

お客さまの手元に返送する際には、ハンガー穴のある専用箱に梱包されます。

ハンガーが固定されているので、衣類が動いたりすることなくシワ一つ寄らずにお客さまのもとに届けられるようになっています。

工場見学の後、社長が今後の構想について率直に語ってくれました。

「職人の技術は確かなものなのに、なかなかそれが伝わる基準や仕組みがまだできていません。」 「社長としての私の使命は『品質の基準を作ること』にあると思っています。リナビスではこれをおせっかい品質という名前で仕組化する予定です。品質の基準を作ることは、業界全体の課題でもありますね。」

「品質の基準作りのため、今はまだ手書き+パソコンに手入力で対応している、工程ごとの検品申し送り事項(染み抜きや毛玉取り)のデータ履歴化は急務です。」

「また、お客さまの声を職人にフィードバックして、自分たちが行っている作業はお客さまにとってどう評価されているのかを知り、良い意見も悪い意見も受け入れて、更なる技術向上を図りたいと考えています。」

常にお客さまに喜んでもらうためにどうしたらいいかを最優先に考えている姿勢にとっても共感できました。 町のクリーニング屋さんからスタートしたリナビスが、全国のお客さまから支持されるようになったのも納得です!

最後に参加アフィリエイターの皆さんとの質疑応答を行い、工場見学会は終了しました。

実は私、まだ宅配クリーニングを頼んだことが無いのですが、見学で職人さんの技術に触れて「この春こそは頼んでみよう!」と素直に思いました。(笑)

クリーニング業界は春に年間で最大の繁忙期を迎えます。

アフィリエイトでも成果が一気に伸びる時期です!

ぜひ宅配クリーニングジャンルのコンテンツにチャレンジしてみて下さいね♪

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アクセストレード セミナー担当

株式会社インタースペース

アクセストレード セミナー担当

アクセストレードのセミナー企画担当者。
リアルセミナーの様子からウェビナー裏話・こぼれ話まで、アフィリエイターの皆さんに役立つ情報をお届けするべく奔走中。

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