さっそく、東田社長に案内されながらアフィリエイターの皆さんと建物に入り、工場フロアに移動します。
廊下には国家資格のクリーニング師に合格されたスタッフさんのお名前やお客様の声がボードに掲示されていたり、スタッフ向けの不要衣類回収ボックスが置かれていたりして、とてもアットホームな雰囲気。
クリーニングって、地味〜に面倒な家事のひとつだと思いませんか?
最近は、おしゃれ着洗い用の洗剤やドライコース付きの洗濯機も当たり前になってきて「お家でクリーニング」なんて言葉もあるほど。ただし、大切なコートやパーティー用のドレスなど、「やっぱりクリーニング屋さんに頼みたい」という衣類は少なからずありますよね。
だけど、クリーニング屋さんに行くことや取りに行くことは意外と面倒くさい…。
そんなユーザーの声を反映して、オンラインで集荷からお届けまで全て完結する宅配クリーニングが年を追うごとに拡大しています!
今回見学させていただいたのは、そんな宅配クリーニング「リナビス」さんの工場。 約10名のアクセストレード会員アフィリエイターさんと一緒に見学したリナビス工場をレポートします。
さっそく、東田社長に案内されながらアフィリエイターの皆さんと建物に入り、工場フロアに移動します。
廊下には国家資格のクリーニング師に合格されたスタッフさんのお名前やお客様の声がボードに掲示されていたり、スタッフ向けの不要衣類回収ボックスが置かれていたりして、とてもアットホームな雰囲気。
サステナビリティ(※)の考えかたが広まっていることを受けて衣類の回収が行われているのかな〜なんてぼやっと考えながら廊下を歩いていたら、すぐ工場フロアに到着しました。
ここからはクリーニング工程の順にレポートしていきます。
お客様から届いた荷物をバーコードスキャンし、納期ごとに分別します。
お客様にはバーコードスキャンしたタイミングで受領のメールが届くようになっています。無事到着したことがリアルタイムでわかるので、安心ですね♪
リナビスの注文システムにはまとめて頼める衣類パックコースのほか、皮革製品やふとんのコースもあります。
今回見学させてもらったのは、王道の衣類パックコース。
衣類パックは3点から20点までのコースを用意されています。人気は10点コースだそう。
リナビスでは繁忙期中には1日3300着もの衣類のクリーニング対応をしているそうです。
お客様からの要望や返送日時はまちまち。到着したものから順番にクリーニングしていたら処理しきれません!そこで衣類を1グループ300着、全11グループの「ロット」に組み分けます。
この後の工程はロット単位で進んでいきます。
ロット分けの仕組みによって、納期に遅れることなく、最大限効率化されているんですね。
また、この工程でポケット品と呼ばれるポケットの中身(ペンやボタンなど、時にはお金や鍵が残っていることも…)を回収しデータに登録しておきます。
そうすることでクリーニング完了後に該当するお客様の袋に戻される仕組みになっています。
次の工程は検品です。
襟元・袖口の汚れやボタンが欠けていないか、ほつれていないかなどを確認し、6種類(1ドライ、2水洗いダウン&ジャンパー、3修繕品、4毛玉取り必要品、5洗いの際に注意が必要なもの、6普通)に分けて次の工程に進みます。
水洗いとドライに分けた衣類をさらに色ごと(白・黒・中間色)に仕分けし、職人さんの目で前処理の必要なものを1着ずつ丁寧に判断していきます。
前処理を必要とするものは、主にドライクリーニングされる衣類。
ドライクリーニングには油汚れが取れたり、風合いを維持できたり、縮まないなどたくさんの利点があります。その反面、水溶性の汚れが落ちにくいのが弱点。
そこで、汗汚れや袖口の汚れなどの水溶性の汚れには、前処理剤を使って水溶性汚れを落ちやすくさせるひと手間をかけているところが印象的でした。
水洗いのものでも子供服の袖口などは特に入念に下処理をしているそうです。
洗いの前に、シミ抜きを行います。
シミは油膜でコーティングされている状態なので、まずは油を取り除き、中のタンパク質汚れやタンニンの汚れを取り除きます。油性処理・タンパク質・タンニンそれぞれ専用の溶剤があります。[図1]
スチームガン(高温でたんぱく質の分解を促進する)[図2,3;職人さんの左手で持つ機械] や部分漂泊の溶剤も駆使しながらシミ一つない状態に仕上げます。
シミ抜きに使われた溶剤はアイロン台下のバキュームですぐに吸い取られ、余計な水分を残さないように処理されます。
この工程は、「これぞ職人技!」の作業だと感じました。参加者の皆さんも「おお〜!」と歓声をあげながら動画や画像を撮っていました。
前編はここまで。後編はドライクリーニングの洗い工程からご紹介します!
宅配クリーニング「リナビス」工場見学会レポート♪(後編)ご注意ください