セミナーレポート

宅配クリーニング「リナビス」工場見学会レポート♪(前編)

公開日:2020/04/22

アクセストレード セミナー担当

株式会社インタースペース

アクセストレード セミナー担当

クリーニングって、地味〜に面倒な家事のひとつだと思いませんか?

最近は、おしゃれ着洗い用の洗剤やドライコース付きの洗濯機も当たり前になってきて「お家でクリーニング」なんて言葉もあるほど。ただし、大切なコートやパーティー用のドレスなど、「やっぱりクリーニング屋さんに頼みたい」という衣類は少なからずありますよね。

だけど、クリーニング屋さんに行くことや取りに行くことは意外と面倒くさい…。

そんなユーザーの声を反映して、オンラインで集荷からお届けまで全て完結する宅配クリーニングが年を追うごとに拡大しています!

今回見学させていただいたのは、そんな宅配クリーニング「リナビス」さんの工場。 約10名のアクセストレード会員アフィリエイターさんと一緒に見学したリナビス工場をレポートします。

社長の東田さん
リナビスの工場は日本のへそと呼ばれている日本列島ど真ん中、兵庫県西脇市にあります。加古川の流れるのどかな山間の土地です。 そんな西脇の「町のクリーニング屋さん」としてスタートしたリナビスが、今では全国から注文の入る宅配クリーニングサービスになった秘密を探りにアフィリエイターのみなさんと工場に到着! すると社長の東田さんがなんと工場入口までお出迎えしてくれました♪ 東田社長は、もともと家業だった町のクリーニング屋さんから事業拡大し、リナビスの仕組みを作ったご本人なのですが、あまりの物腰の柔らかさに少しびっくりしました。

さっそく、東田社長に案内されながらアフィリエイターの皆さんと建物に入り、工場フロアに移動します。

廊下には国家資格のクリーニング師に合格されたスタッフさんのお名前やお客様の声がボードに掲示されていたり、スタッフ向けの不要衣類回収ボックスが置かれていたりして、とてもアットホームな雰囲気。

スタッフさんのお名前やお客様の声ボード

サステナビリティ(※)の考えかたが広まっていることを受けて衣類の回収が行われているのかな〜なんてぼやっと考えながら廊下を歩いていたら、すぐ工場フロアに到着しました。

  • ※サステナビリティ:持続可能性と訳される。ファッション業界においては衣類のリユース・リサイクル・アップサイクルを通して環境保全の取り組みを企業が強化しています。

ここからはクリーニング工程の順にレポートしていきます。

オンラインの発注受付の様子
オンラインの発注受付は工場の一角で行われます。 お客様から注文が入ると、注文毎にバーコードを発行し集荷キットの発送準備をします。

お客様から届いた荷物をバーコードスキャンし、納期ごとに分別します。

お客様にはバーコードスキャンしたタイミングで受領のメールが届くようになっています。無事到着したことがリアルタイムでわかるので、安心ですね♪

荷受けの様子

リナビスの注文システムにはまとめて頼める衣類パックコースのほか、皮革製品やふとんのコースもあります。

今回見学させてもらったのは、王道の衣類パックコース。
衣類パックは3点から20点までのコースを用意されています。人気は10点コースだそう。

衣類の分別の様子
お客様から衣類が届くと、まず管理用バーコードで点数の確認を行うのと同時に、通常工程よりも時間のかかるものや取扱い除外品を分別します。 ※時間のかかるもの:高級ダウン・柔道着・スキーウェア・抱っこひも・浴衣など ※取扱い除外品:本革・毛皮・着物 指定された点数より多かったり少なかったりするケースもあるので念入りに確認されていました。 よくある点数違いは「スーツの上下を合わせて1点とカウント」や「取り外し可能なリアルファー」とのこと。 上記の場合は、それぞれ2点でカウントしています。 指定より多い場合はオーダー表に追加入力をし、正確な納期を決定します。

リナビスでは繁忙期中には1日3300着もの衣類のクリーニング対応をしているそうです。

お客様からの要望や返送日時はまちまち。到着したものから順番にクリーニングしていたら処理しきれません!そこで衣類を1グループ300着、全11グループの「ロット」に組み分けます。

この後の工程はロット単位で進んでいきます。

11個のロット

ロット分けの仕組みによって、納期に遅れることなく、最大限効率化されているんですね。

また、この工程でポケット品と呼ばれるポケットの中身(ペンやボタンなど、時にはお金や鍵が残っていることも…)を回収しデータに登録しておきます。
そうすることでクリーニング完了後に該当するお客様の袋に戻される仕組みになっています。

検品してタグ付けした様子

次の工程は検品です。

襟元・袖口の汚れやボタンが欠けていないか、ほつれていないかなどを確認し、6種類(1ドライ、2水洗いダウン&ジャンパー、3修繕品、4毛玉取り必要品、5洗いの際に注意が必要なもの、6普通)に分けて次の工程に進みます。

様々な修繕糸
ボタン修理や裾直しなどの修繕は専門スタッフが担当してくれます。 修繕糸は太さ・種類など、さまざまな糸を取り揃えていて、色は100色以上。 ボタンはよくある黒系スーツのものを中心に取り揃えているそうです。 そういえば私も、クリーニングに出したいけど、ボタンが落ちそうだからやめておこう(クリーニング中にボタンが落ちても嫌だし、ボタン付けるの苦手だし)…と思い、断念したことがありました。 リナビスでは「8つの無料おせっかいサービス」の1つとして修繕を基本料金内で対応してくれます。 これなら私のようなズボラさんでも「ボタン落ちそうだけど、ま、とりあえず預けちゃえ!」と思えますね^^

水洗いとドライに分けた衣類をさらに色ごと(白・黒・中間色)に仕分けし、職人さんの目で前処理の必要なものを1着ずつ丁寧に判断していきます。

職人さんが丁寧に確認する様子

前処理を必要とするものは、主にドライクリーニングされる衣類。

ドライクリーニングには油汚れが取れたり、風合いを維持できたり、縮まないなどたくさんの利点があります。その反面、水溶性の汚れが落ちにくいのが弱点。
そこで、汗汚れや袖口の汚れなどの水溶性の汚れには、前処理剤を使って水溶性汚れを落ちやすくさせるひと手間をかけているところが印象的でした。

水洗いのものでも子供服の袖口などは特に入念に下処理をしているそうです。

洗いの前に、シミ抜きを行います。

シミは油膜でコーティングされている状態なので、まずは油を取り除き、中のタンパク質汚れやタンニンの汚れを取り除きます。油性処理・タンパク質・タンニンそれぞれ専用の溶剤があります。[図1]

スチームガン(高温でたんぱく質の分解を促進する)[図2,3;職人さんの左手で持つ機械] や部分漂泊の溶剤も駆使しながらシミ一つない状態に仕上げます。

シミ抜きに使われた溶剤はアイロン台下のバキュームですぐに吸い取られ、余計な水分を残さないように処理されます。

シミ抜きの様子

この工程は、「これぞ職人技!」の作業だと感じました。参加者の皆さんも「おお〜!」と歓声をあげながら動画や画像を撮っていました。

前編はここまで。後編はドライクリーニングの洗い工程からご紹介します!

宅配クリーニング「リナビス」工場見学会レポート♪(後編)
SHARE
アクセストレード セミナー担当

株式会社インタースペース

アクセストレード セミナー担当

アクセストレードのセミナー企画担当者。
リアルセミナーの様子からウェビナー裏話・こぼれ話まで、アフィリエイターの皆さんに役立つ情報をお届けするべく奔走中。

この著者の他の記事を読む

他の著者をもっと見る

ご注意ください

  • 本記事の内容は、2020/04/22更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
  • 一部、体験談などの執筆者の個人的な意見、株式会社インタースペース(アクセストレード)以外が提供するサービスの紹介が含まれる場合もあります。情報の内容には十分に注意しておりますが、万が一、損害やトラブルが生じた場合も責任を負いかねますので、内容をご確認の上ご自身の判断のもとでご利用ください。
  • 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載等を禁じます。

カテゴリーから探す

タグから探す

アフィリエイトをはじめよう!
無料新規パートナー登録
広告出稿を希望のかたはこちら
無料資料請求はこちら