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商品レビュー記事の書きかたと注意点《河井大志アフィリ論25》

公開日:2016/10/19

河井 大志(カワイ ダイシ)

株式会社Smartaleck 代表取締役

河井 大志(カワイ ダイシ)

今回は、商標キーワードなどでの上位表示を目的とした「商品レビュー記事」についてお話します。(⇔一般キーワードで上位表示する記事の役割

最も収益化しやすいコンテンツですが、注意しなければならないことがたくさんあります。ポイントを押さえ、しっかりとアフィリエイト成果を出せるようにしましょう。

商品レビュー記事は、基本的にその商品名(商標キーワード)で上位表示して収益化することを目的とします。商品によっては、その商標キーワードで上位表示するだけで月200万円もの収益が発生するものもあります。メリットとデメリットを簡単にまとめると、下記のとおりです。

商品レビュー記事のメリット

  • 収益化しやすい⇒クリック後のCVR(購入率)が非常に高く、私の場合10%台です。
  • 商品・キーワード次第で、上位表示しやすい⇒新着商品であれば、すぐにあがってくる(早期に上位表示できる)可能性があります。

商品レビュー記事のデメリット

  • その商品のアフィリエイトが終了すると、収益は一気になくなる⇒僕も一度ありました。広告主側の広告予算の問題です。
  • ライバルが多い⇒稼げる商標キーワードは、やはりみんなが狙っています。
  • 検索順位変動リスクがある⇒1位と2位の違いだけで数十万レベルで収益額が異なる場合があります。1つの商標キーワードに頼るのはハイリスクです。
  • トレンドに収益が左右される⇒季節的なトレンドと流行によるもの
  • 特単を得られない場合がある⇒広告主の多くは、一般キーワードやジャンルキーワードで上位表示している記事からの集客を望んでいます。
商品レビュー記事で押さえておきたいポイント

メリット・デメリットは色々あるのですが、稼ぎやすいのは事実です。 実際、商品レビューの書きかたについては、私が運営するアフィリエイト支援会員サービス「ALISA」でも質問が多いテーマとなっています。

それでは早速、商品レビュー記事の書きかたを説明していきます。 ただし、商品によって書くべきことは変わります。そのあたりは臨機応変に対応してくださいね!

商品レビュー記事で押さえておきたいポイント

  • 商品の概要説明
  • 商品の口コミ
  • 商品を使ってみた体験談
  • その商品に入っている成分等の説明
  • どういう人が買うべきか
  • どういう効果があるのか
  • どういうメリットがあるのか
  • 他の商品とどのように違うのか
  • 副作用はあるのか?

上記のコンテンツは、おおむね入れるように心がけましょう。

ユーザーの検索意図を考える

加えて、検索意図を考えてみてください(前項で紹介したポイントだけにとらわれる必要はありません)。

例えば、ダイエット商品の商品名で検索する人は「ダイエット」で悩んでいるわけですので、記事中にダイエット関連のコンテンツも入れてあげるとより親切でしょう。また、商品名で検索する意図は、確かに「その商品について詳しく知りたい」ということですが、見えない検索意図として「この商品を使って◯◯を改善したい」というものも含まれています。

このようなコンテンツを含めることを心がけると、上位表示もしやすいです。

SEOで大事なこと

ただし、本筋の検索意図である「商品について詳しく知りたい」というものから、それたコンテンツが多くなると、順位は下がる傾向にあります。

例えば、その商品に含まれる成分について4,000文字、5,000文字も割いてしまうと、商品名で検索している人にもからすると迷惑ですよね。このあたりのバランスが重要ですので、注意してください。

注意する点

過去の私自身の体験談なのですが、Googleのサーチコンソールから連絡がきたことがあります。

「公式サイト(つまり、販売LP)」にある内容だけを書いているコンテンツと見なされると、「誘導ページ」としてスパム判定されてしまうのです。Googleのガイドラインにも、その旨を記載したページがあります。

確かに自分で書いた渾身の記事だとしても、公式サイトに行けばわかるようなコンテンツしかない場合は、上位表示できないどころかスパム判定の対象になってしまうので注意が必要です。

オリジナルのコンテンツが大事

こういった意味において、いかにオリジナルなコンテンツを入れることができるのか、というのは非常に重要です。

例えば、商品を販売している公式サイトにも「効果」や「入っている成分がどのような働きをするのか」という記載はありますので、わざわざ自分の記事で同じことを書く必要はないのです(厳密には公式サイトよりも詳しい解説をするのがよい)。

そんなことよりも、

  • どういう風に届くのか
  • ◯◯日使ったらどうなったのか
  • 匂いやテクスチャはどうなのか
  • 副作用はなかったか
  • モニターに体験してもらった感想はどうか
  • 普通に使うよりも効果的に使う方法はないか
  • 便利に使う方法はあるか
  • どうやって作れば美味しく作れるのか

など、より有益な価値を提供することで、やはり上位表示されやすい傾向にあるのです。

長文だから上位表示されるわけではない

ちなみに、細かくその商品について解説して検索意図を満たそうとすると、7000文字〜15,000文字になってしまうことが弊社では多いです。それでも余計な部分や重複している部分を削除して、有益なコンテンツのみに精査した結果です。商品を細かく論じるには、それだけ文字数が必要だと認識しています。

でも、誤解してほしくない点は、「長文だから上位表示される」というものではないということです。

話しを戻すと、これだけの文字数ですから、ユーザーがこちらの思惑通り全てを読んでくれるという考えは捨てなければなりません。ユーザーは、個々に納得したタイミングで公式サイトを見たがります。多くのアフィリエイトサイトを見てきましたが、公式サイトへの誘導(アフィリエイトリンク)は最下部だけというページが多いです。これでは、記事を読んでもらい納得してもらっても、検索エンジンに戻り他のサイトでリンクを踏んで購入されるだけです。

よって、弊社では記事を読みかえして「ここで欲しくなる人がいるだろう」という箇所にアフィリエイトリンクを設置します。なかには、10個以上リンクが入っている記事もあります。

多くのアフィリエイターさんは、アフィリエイトリンクが多すぎるとSEO価値が下がってしまうと思っていたり、誘導が多すぎると押し売り感が出てしまうと思っていたりしますが、全然そんなことないのでご安心ください。それよりも、適切な箇所にリンクがあったほうがユーザーにとってもよいですし、収益も発生してくれます。

  • 商品レビュー記事をかく際は、基本構成のポイントを押さえる
  • 検索意図をイメージし、商品を欲している人を考えたコンテンツにする(隠れた検索意図を含めるとよい)
  • 公式サイトを見れば分かる内容ばかりにならないようにし、オリジナルの内容をいかに入れるかが重要
  • ユーザーが欲しくなるタイミングを想像し、複数のアフィリエイトリンクを設置する
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河井 大志(カワイ ダイシ)

株式会社Smartaleck 代表取締役

河井 大志(カワイ ダイシ)

SEO対策コンサルタント、アフィリエイター支援事業を展開。著書に「SEO対策 検索上位サイトの法則52」「アフィリエイト報酬アップの絶対法則61」がある。

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