アフィリエイト運用

キーワード別の購入率(CVR)の目安《河井大志アフィリ論35》

公開日:2017/05/31

河井 大志(カワイ ダイシ)

株式会社Smartaleck 代表取締役

河井 大志(カワイ ダイシ)

前回はアフィリエイトマーケティングの道徳と収益についてお話ししました。
今回はキーワード別のCVRの目安をご紹介します。キーワードによってCVRは大きく異なりますが、弊社は複数サイトを運営しており、全PVを合せると約100万PV程度、上位表示キーワードも3400程度ありますので、1つの目安になるかと思います。

弊社では上位表示するキーワードの種類を「一般キーワード」「ジャンルキーワード」「商標キーワード」の3種類に分けています。

人によっては「お悩みキーワード」などという分け方をしているようですが、弊社では2016年後半くらいから、この3種類に分けて管理をしています。

1)「一般キーワード」とは
「乾燥肌 原因」
「ほうれい線 気になる」
「思春期ニキビ 予防」
などのキーワードです。

人によっては「お悩みキーワード」と言っているかたもいます。

2)「ジャンルキーワード」とは
「葉酸サプリ」
「キャッシング 比較」
「美白化粧水 おすすめ」
などの「商品ジャンル名」が入るキーワードです。

人によっては「関連キーワード」と言っているかたもいます。

3)「商標キーワード」とは
「商品名」
「商品名 口コミ」
「商品名 効果」
などの商品名が入るキーワードです。

人によっては「指名キーワード」「商品キーワード」などと言っているかたもいます。

ではまず、一般キーワードのCVRです。 弊社は一般キーワードで多く上位表示しておりますが、一般キーワードのCVRは非常に低い数値になっています。 全体の平均としては 1%〜1.5%程度です。 ただし、一般キーワードの中でも「少し踏み込んだキーワード」はCVRが高いかなと感じております。 例えば 「ヒアルロン酸 乾燥肌」 など具体的な成分名が入るようなキーワードで上位表示されているページに訪問してくれたユーザー様に、ヒアルロン酸が入っている乾燥肌対策の美容商品をオススメするとCVRは 2%〜3%程度まで上昇しています。

ジャンルキーワードは一般キーワードよりもCVRが高くなります。

全体の平均としては
2.5%〜4.0%くらいです。

一般キーワードとそれほど変わらないのでは?と思われたかもしれませんが、プロモーション別に見ていると

A商品は7%
B商品は4%
C商品は0.2%
D商品は1%

というようにかなりの差が開いていることが分かります。

弊社ではジャンルキーワードで上位表示する際、かなり多岐に渡る商品を紹介しています。アフィリエイトできる商品だけを紹介するのはユーザーの不利益になるので、アフィリエイトできない商品でもオススメできると判断した商品は紹介するようにしています。

つまり「売れ筋商品」だけを紹介するわけではないので、平均にすると2.5%〜4%になっているのです。

もし売れ筋商品だけに特化して訴求していると平均値は4%〜6%くらいで推移すると思います。

しかしそれだとユーザーの不利益になり、上位表示しづらいコンテンツになってしまう可能性もあります。

商標キーワードはジャンルキーワードよりももっと高くなる傾向にあります。

全体の平均としては
7%〜9%くらいです。

1つ付け加えておくと、弊社で扱っている商品は全て「有料の商品とサービス」です。

「資料請求」「会員登録」などの無料のアクションを成果地点としているプロモーションはありません。これらの無料のアクションを成果地点としているプロモーションの場合、商標キーワードで上位表示しているともう少し高いと思います。
おそらく9%〜30%くらいで推移するはずです。

また商標キーワードは
・商品自体
・入っている成分
・商品LP
・ブランド力
・分類(機能性表示食品、医薬部外品など)
などによって大きく異なります。
ASP様に紹介してもらい、この商品の商品名で上位表示すればかなり売れますよ!と提案されて

・1位になれば月に100万以上収益をあげる商品
もあれば
・1位になっても月2万程度しか収益が発生しない商品
もあります。

ジャンルキーワードと同様に商品によってかなりCVRが異なります。

それでも平均で7%〜9%というCVRは非常に魅力的な数字です。

なみにECサイトの平均CVRは1%〜3%と言われています。 弊社がECサイトを運営していた時でもそれくらいの数値でした。 こちらも商品やジャンルによって異なると思いますが、平均値を知っておくことはためになるかもしれません。 また楽天などのショッピングモール、独自ECのショッピングサイト含めて、季節トレンドで一番爆発するイベントって何か知っていますか? ・正月シーズンのカニ ・バレンタイン ・ホワイトデー ・母の日 ・父の日 ・敬老の人 ・ハロウィーン ・クリスマス・・・ などなど色んなイベントがありますが、一番爆発するのは「母の日」です。 楽天などではほとんどのフラワーショップで売り切れるくらい、母の日はカーネーションが売れるそうです。 僕も昔、楽天のショップを運営していたので、楽天の担当者と色々話をしていたのですが 「母の日はえぐい。出遅れるとカーネーションなんか買えない」と言っていました。 話はそれましたが、母の力は偉大ですね。笑 ということで今回はキーワード別のCVRのお話でした。 参考になれば幸いです。
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河井 大志(カワイ ダイシ)

株式会社Smartaleck 代表取締役

河井 大志(カワイ ダイシ)

SEO対策コンサルタント、アフィリエイター支援事業を展開。著書に「SEO対策 検索上位サイトの法則52」「アフィリエイト報酬アップの絶対法則61」がある。

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