前回はSEOに良いレンタルサーバーのお話をしました。今回はアフィリエイトマーケティングの「道徳」と「収益」について言及していきたいと思います。
●前回の復習
●ランキングページって?
多くのアフィリエイターさんが商品を紹介する際、ランキングを付けているかと思います。
「乾燥肌の人にオススメランキング!」
「ポイントがたまりやすいクレカランキング!」
など皆さんが運営しているサイトの中にもランキング形式で商品を紹介しているページがあるのではないでしょうか?
先日あるメディアにて「収益性のことだけを考えたアフィリエイトサイトのランキング」について言及された記事がありました。
「アフィリエイト」という広告主側もアフィリエイターもユーザーも喜ばしい3方よしのアフィリエイトマーケティングの道徳性について今問われています。
●アフィリエイターは社会の役にたつ存在
◆企業側のメリット
テレビCMや雑誌広告と言う費用対効果が分かりづらいマス広告、広告掲載箇所の1クリックあたりで課金されるクリック課金型広告とは違い、「実際にユーザーの購入が起こってから課金される成果報酬型広告」であるアフィリエイトという広告手法は、企業側にも「分かりやすい費用対効果」「分かりやすい成果」を提示し、現在もっとも新しく、低リスクなマーケティング手法とも言えます。
こういった点においてもアフィリエイターは企業側に貢献してきました。
●テレビや雑誌よりも厳しい目に触れているWEBメディア
テレビ業界では「渋谷のおすすめランチ5選」という紹介をする場合、2通りのやり方があります。1つは一切広告なしで5選を紹介する場合。それとは別に紹介してほしい飲食店舗を募り広告費を得てコンテンツを作る場合の二通りがあります。
雑誌での◯◯ランキングでも同じように出版社が純粋にランキングを作る場合と企業から広告費を得て(ランキング上位になるほど広告費は上がる)ランキングを作る場合の二通りがあります。
テレビ業界でも雑誌業界でも2つ目に紹介した広告費をもらって制作する「◯◯選」「◯◯ランキング」は考え方によってはステマになってしまうのですが
悲しいかなアフィリエイト業界にも「アフィリエイト報酬の調整」によるランキングページの操作が行われてきたのが事実です。
アフィリエイトメディアは真摯に受け止めるべきでしょう。
またWEBメディアだけでなく、テレビ業界、雑誌業界での健全化もいつか行われることを望んでいます。
(すごく個人的な意見ですが、テレビや雑誌のステマについては、それほど真剣に見ているわけではなく、そこまで追求してしまうとおもしろいコンテンツを作れないので、今のままでいいかなぁとも思っています。)
●守るべきアフィリエイターとしての「プライド」
アフィリエイターの皆さんには「頑固親父」ならぬ「頑固アフィリエイター」がたくさんいて、それが素晴らしいところだと思います。
例え報酬アップの依頼がどこからともなく
「この商品をランキング1位にしてくれませんか?」
という打診をもらったとしても
「この商品は個人的に好きなので1位にしている」
「色々使ってみたがこの商品が一番効果性が高かった」
「成分を調べた結果、この商品が1位に値する」
というように「自分のランキング」の操作を許さない「頑固」で「ユーザーの役に立つ」アフィリエイターさんが多くいると感じます。
●頑固と柔軟性の組み合わせ
●弊社が考えるユーザーメリットと収益の伸ばし方
弊社はアフィリエイターの指導、企業側のコンサルティング(代理店業務含む)をしているのでたくさんの商品に出会う機会があります。
それと同じようにASPのスタッフも常に新商品に出会っているでしょう。
このような状態になると
ユーザーにとって「どの商品が素晴らしいか」が分かるようになってきます。
「ヒアルロン酸で乾燥肌対策したい商品ならヒアルロン酸Naだけじゃなくて、加水分解ヒアルロン酸とアセチルヒアルロン酸は入れて欲しい」
とか
「この商品はセラミド1.3.6というヒト型セラミド入ってるじゃん!すげぇ!」
とか
「その成分だとシミには効かないでしょう。。。ハイドロキノンとかトラネキサム酸入れないと!!」
とかユーザーよりもかなり情報通になっています。
そういった意味において「マニアック情報を持っている皆さんが考える商品」「ASPの人が収益目的じゃなく、純粋に凄いと思える商品」をランキングページだけにとどまらず皆さんが持っているアフィリエイトメディアで紹介することはユーザーにとってもメリットが大きいでしょう。
そして当たり前のことですが、「良い商品は売れる」のでアフィリエイターとしての収益も上がります。
よくわからないランキング操作⇒ユーザーに迷惑をかける⇒アフィリエイトのイメージが悪くなる
という負のスパイラルになる前に
自分自身が良いと自信を持って言える商品の紹介⇒ユーザーにメリットをもたらす⇒アフィリエイターがいないと困る
という状態になるように、アフィリエイター、ASPが力を合わせて「アフィリエイトマーケティング」をしていきたいですね。
ご注意ください
- 本記事の内容は、2017/05/10更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
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