●前回の復習
前回は、ブラックな手法で検索上位に表示されているアフィリエイトサイトについてお話し
ました。結末を知ってしまうと、安定的に稼ぐにはホワイトな手法の方が優れていることがお分かりいただけたかと思います。
今回は、少し箸休め的な話になってしまいますが、ASP担当者さんから、よい情報を聞き出す秘訣についてです。認識にずれのある人が意外と多いので、きっとためになるんじゃないかなと思っています。また、「ASP担当は、まだ付いていないよ!」というアフィリエイターの皆さんも、今後のために是非知っておいて欲しい内容ですので、参考にしていただければ幸いです。
●ASPとALISAの関係性
弊社が運営するアフィリエイト会員サービス「ALISA」へは、アフィリエイトASPや広告主からセミナー等の依頼をいただくことが多くあります。そんな訳で、毎月のようにセミナーを開催しているのですが、ASPや広告主の担当者様からよく言われることがあります。
「ALISAの会員さんは、今まで関わってきたアフィリエイターさんと少し違う。礼儀正しく、本当によい人ばかりだったので、ちょっとアフィリエイターさんの見かたが変わりました。」
「セミナー後、取り組み数がかなり増えて、売上があがった!」
このようなお言葉をいただくと、私自身もとても嬉しくなります。
というのも、ALISAでは「会員に配布している資料」「セミナー中」「懇親会」でASP担当者や広告主に対する接しかたについて話すことが多いためです。
なぜかというと、アフィリエイターの皆さんのことを考えれば、「ASP担当者」「広告主担当者」に対する接しかたを知っていたほうが得するからです。
では、早速説明していきたいと思います。
●とその前に・・・・・
ASP担当者と関係性を築けていると、どのようなことが起こるのか例を挙げておきます。
以下、実際にASP担当者から言われたことです。
- ※あくまでも私個人の事例です。
- ※開示できないものは◯◯で記載しております。
- ・今度◯◯という商品についてあの有名な芸能人がブログに書くから、今から記事書いておいてください。がっつり取れますよ。
- ・今日インスタで◯◯◯(有名人)が投稿したので、今から一気に検索数増えます。すぐに記事を書いてください。
- ・◯◯というキーワードで月間30件くらい獲得できるから、そのキーワードで上位表示してみてください。ライバルも少ないので。
- ・通常単価1,200円ですが、とりあえず特単2,500円で設定しておきました。サンプルも手配中です。◯◯というキーワードであげれば月50件くらいいきます。
- ・通常単価が◯◯◯円ですが、獲得を◯◯件約束できる方は、4倍の報酬が出ます。なので今は提携せずに◯◯というキーワードで3位まで上がってきたら、その時に申請してください。実は普通に提携してしまうと、4倍報酬では絶対に提携できないんです。だからそれまでもどかしいですが、絶対そちらの方がいいので何とかご理解頂きたいです。
- ・記事中に◯◯◯◯さん(有名人の名前)を使ってはいけないと規定にありますが、河井さんのところはOKもらいましたので、書いてもらっても大丈夫です。
- ・とりあえず良さそうな商品10個サンプル送ったので明日には到着すると思います。
- ・広告主さんからもらったリスティングのデータです。もちろん河井さんに開示してもよい旨許可もらっています。◯◯というキーワードはCVRが高いみたいです。狙ってみてはどうですか?
- ・◯◯の商品がリニューアルして、商品名変わるみたいです。先に商標で仕込んでおいてください。
●ASPからの情報は羅針盤となる
このような情報をもらえれば、格段に収益を上げやすくなります。
では、このような情報をもらえるようになるためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
弊社が気をつけていることを、全て書いていきます。
おそらく、この記事をチェックしてくれているアクセストレードのASP担当者さんは
「こんなアフィリエイターさんなら担当したい!むちゃくちゃよい情報を提供したい!!」
と拍手喝采していると思います。笑
●よくしてもらった商品の切り替えは絶対しない
サイト立ち上げの時から、色々お手伝いしてくれているものに関しては、積極的にそのASPを利用するようにしましょう。
そのASPにない商品は、もちろん他のASPを利用してOKです。
サイトが育ってきて1サイトでの収益額が上がってくると、ちょっとした対応ミスで全ての商品を他のASPに切り替えるという人もいます。
かなり傲慢になってくると、ASP担当者に対して、「1つのミスも許さない」「レスが遅いのは許さない」という態度になる人がいますが、そのような大きな裏切りはいつか必ず返ってきます。ASP担当者も機械ではないので、あなたと一緒でミスくらいします。
●ASPの提案には「お願い」と「おすすめ」の2種類ある
ASP担当者からの「この商品いいですよ!」には2種類あります。
「この商品、取り組み数が増えてなくて売れてないから、広告主から強く言われている。何とか成果を出したいから記事を書いてほしい」という「お願い」と
「この商品、今取り組み数が少ないけど、◯◯のキーワードでバカ売れしてるんです!めっちゃくちゃ稼げますよ」という「おすすめ」の2種類です。
確かに「おすすめ」のほうを取り組むと稼げますが、「お願い」のほうを取り組んでもあまりおいしくないことが多いです。
ですが、このような「お願い」も積極的に引き受けましょう。
「お願い」を聞いてこそ「おすすめ」の情報をもらえるのです。
●「お願い」を断るときは、筋を通す
どうしても「お願い」を断らざるを得ないことがあります。
例えば、すでに他のASPから提案をもらっている商品に対して、あとから他のASPからも提案をもらったときなどです。
この場合は「実は、先に◯◯というASPさんから提案いただいて、サンプルももらっているので、取り組めないのです。すみません。もし他に困っている商品あれば、代わりにお手伝いします」
というように、しっかりと事情を説明すれば、必ず納得してくれます。
●こちらからサンプルの請求はしない
稼げるアフィリエイターになると、サンプルは簡単にもらえます。
しかし私は「サンプル送りますので」という言葉が出てくるまで、サンプルを要求しません。
なぜならASP担当者は鬼のように忙しく「この人に商品提案したら、サンプルください!って絶対言ってくるし、今手元にサンプルなくて広告主に新たにサンプルもらわないといけないから、連絡するのやめよ」となるからです。
これでは、せっかくのおいしい情報が回ってきません。
●こちらから特単の要請はしない
サンプルの話と同じで、特単(特別報酬)の要請もしません。
特単を要請するということは、ASP担当者が忙しい中、広告主に対して「このアフィリエイターさんに対して特単出してもいいですか?」と聞かなければならない手間が1人のために発生します。
なので「この人に商品提案しても特単を要請されて、特単もらえなかったら、取り組んでもらえないし、連絡するのやめよ」となります。
これでは、おいしい情報なんて回ってきませんよね。
特単が出せるタイミングで、ASP担当者のほうから積極的に、協力的なアフィリエイターに対し相談や提案をしてくるものです。
●迅速に対応する
「商品ページの『◯◯の記載』広告主からNGでたので、早急に削除してほしい。」
「◯◯という商品売れてないので、助けて欲しい。」
というような依頼は、迅速に対応すると喜ばれます。
●調子に乗らない
アフィリエイターさんの中には、月50万とか100万とか稼げるようになると、ASP担当者に対して傲慢な態度を取る人が出てきます。
人間の基本的な心理ですが、このような傲慢なふるまいの人には「自発的に」おいしい情報を流そうとは思いにくくなります。
ただ、収益を上げているアフィリエイターはASP担当者にとっても重要な人には間違いないので「問合せ」に対しては迅速にこたえてくれるのでしょう。
でも、私が思っている「おいしい稼げる情報」はASP担当者が感じ取ったり、データをみて分かった「自発的な情報」です。
「この情報河井さんに教えてあげよう!」という、自発的な思いから発信される情報です。
このような情報ほど、稼げる可能性が高いものはありません。
なので、調子に乗らないようにしましょう。
●あくまでもビジネスマンとして振る舞う
アフィリエイターさんはなぜか
- ・きちんとした名刺交換ができない
- ・挨拶ができない
- ・服装がシャキッとしていない
- ・ビジネスマナーがなっていない
- ・名刺をもっていない
- ・メールのマナーがなっていない
などという人が多いです。
ですが、ASP担当者はビジネスマンなので、ビジネスマナーを知っています。
安心して広告主に紹介したり、サンプル提供したり、特単交渉するのは、「同じビジネスマンのにおい」がするアフィリエイターさんです。
●飲みに行ったらおごる
ASP担当者はサラリーマンです。
アフィリエイターのように、がんばれば数百万稼げるような職業ではありません。
結婚している人なら、お小遣いでやりくりする必要もあります。
懇親会等であれば会社の経費が出ますが、プライベートな飲みの場合は経費で落とせないことがほとんどです。経費で落とせないと分かれば「全額」おごりましょう。
「全額」です。
●夜更かしさせない
我々アフィリエイターは、夜遅くまで飲んだ時は、朝遅くまで寝ることができます。しかしながらASP担当者はサラリーマンなので、どれだけ夜更かししても出社時間は決まっています。
よって、終電にはしっかり間に合うようにアフィリエイターが気をつかって解散するようにしましょう。
でないと、飲みに誘っても断られることが多くなります。
●しっかりと成果を発生させる
当たり前ですがしっかりと成果を発生させましょう。
ASP担当者は、ボランティアで仕事をしているわけではありません。
彼らにはノルマ等もあります。しっかりと収益をあげてくれるアフィリエイターにはしっかりと対応してくれます。
●ホワイトで安定的なサイトを持つように心がける
ブラックなアフィリエイト手法は稼げる期間が短かったり、不安定だったりするので、ASP担当者としても「付き合って得か損か」を考えた時に「損」になることが多いです。
よって、しっかりとしたメディア運営・サイト運営をして、安定した長期的に稼げるような手法でアフィリエイトしましょう。
●脅して自己の利益だけを求めない
ある程度稼げるようになると、いろんな脅し文句にASP担当者は取り合ってくれることがあります。
- ・なんで成果がこんなにキャンセルされてる?すぐに確認しろ!
- ・特単これ以上でないのか!じゃあ他のASPに変更するぞ!
- ・承認率を固定させろ。それができないなら他のASPに変更するぞ!
こんな文句を言っても対応してくれる場合があります。
これが「勘違い」の始まりです。
「対応してくれる」
と
「もっと稼げるように色んなことをしてくれる、色んな情報をくれる」
では全然違います。
「対応してくれる」の場合は、基本的に自分で色々模索することが前提です。
そして何かあった時に、文句を言えばイヤイヤ対応してくれるのです。
これでは伸びません。
「もっと稼げるように色んなことをしてくれる、色んな情報をくれる」の場合は、基本的にASPさんからの情報を待っていて、それにこちらが対応していきます。そうすると、トントン拍子に収益を上げることができます。だって、私たちが知らない内部情報をもっているんですからね。笑
●広告主との板挟みであることを理解してあげる
アフィリエイターというのは、誰に気をつかうこともなく作業ができます。
しかしASPは、アフィリエイターと広告主の板挟みで仕事をしています。
どちらからも無理な要望が来るときもあります。
そんな時、アフィリエイター側がある程度譲歩してあげれば、板挟みは解消されるんです。
こんなやりやすいアフィリエイターは、必ずや恩返しを受けることができるでしょう。
以上、弊社がASP担当者に対して、日々心がけていることです。
このようなことをしっかりと理解し、コツコツアフィリエイトしていれば必ずよい情報が回ってきます。
「収益をあげればASP担当者は何でも言うこと聞く!」と勘違いしているアフィリエイターが多いのも事実なので、ちょっと箸休め的に今回は書いてみました。
参考になれば幸いです。