前回の復習
前回は曜日別の売上データなどを公開致しました。
今回は具体的な施策に話を戻してSEO対策の被リンクの話です。
非常に基本的なことで、私のセミナーでもよく取り上げている内容ですが、今回は被リンクの中でも「嫌がらせSEO」いわゆる「逆SEO」についてのお話をしていきます。
逆SEOってなに?
リンクを受けることはSEO対策にとって良い効果をもたらしてくれます。
しかし自作自演のリンクやリンクの購入はGoogleのバレてしまうとペナルティという措置を受けることになります。
逆に言えばライバルサイトに不自然で低品質なサイトからのリンクを付ければ、ライバルサイトがペナルティを受けて、自分のサイトの順位があがる・・・とも考えられます。
このようにライバルサイトに対してリンクを送りペナルティを与えることを「逆SEO対策」「嫌がらせリンク」などと言います。
ペンギン4.0ではリスクがかなり軽減した
このような嫌がらせはアフィリエイターにとっては非常に困ったものでした。
しかしペンギン4.0のアップデートではペナルティの内容が変更され、嫌がらせSEOのリスクは大幅に軽減しました。
- ペナルティの範囲
今までは1つのページでもペナルティを受けてしまえば全ページの順位が低下していました。しかしアップデートにより個別のページ単位でのペナルティとなりました。 - ペナルティでの順位低下範囲
ペナルティを受けると、そのサイトや記事はいくら検索しても出てこない!という「圏外」へ移行されることが多かったのですが、アップデートにより「被リンクを付ける前の順位に移動」という処置に変更されました。
このような内容に変更されたことがGoogleから正式にアナウンスされており、嫌がらせリンクを受けたとしてもダメージは少なくなりました。
でも嫌がらせリンクは否認するべき
それでも嫌がらせリンク否認しておかないとペナルティを受ける可能性は残っていますし、いくらアップデートでペナルティで受けるダメージが緩和されたと言っても、リスクが0になったわけではないので、嫌がらせリンクと思われるものは否認しなければなりません。
弊社のアフィリエイトメディアはビックキーワード及び商標キーワードで上位表示されることが多いので、特に嫌がらせリンクを受けることが多くなってきました。
よって弊社ではおおむね1カ月1回のチェックを行い、Googleに対してリンクの否認を行っております。
リンクの否認は以下のページより可能です。
https://support.google.com/webmasters/answer/2648487?hl=ja
ちなみにリンクの否認はGoogleサーチコンソールに登録しているサイトだけが行えます。
アフィリエイターの中ではGoogleサーチコンソールに登録すると
- ペナルティを受けやすくなる
- 中古ドメインの場合は特にペナルティを受けやすくなる
- 自分でやっているスパムな被リンクがばれやすくなる
というデマが広がっておりますが、そのようなことはありません。
登録していようがいまいが、悪いことをしているとペナルティになりますし、嫌がらせリンクにも対応できないのです。
Googleサーチコンソールに登録しないことはデメリットでしかありません。
どんなサイトからのリンクを否認すればいいの?
では自分のサイトをチェックし、どのようなサイトからリンクを受けていたら否認するべきなのでしょうか?
実際に弊社のサイトに付けられた嫌がらせリンクをご紹介しつつ、説明していきます。
1. ペラサイト系
このような何のコンテンツもないHTMLサイトからのリンクは嫌がらせだと思って良いでしょう。弊社サイトだけではなく、様々なサイトにリンクがされています。それらのリンク先を見てみるとアフィリエイトサイトは弊社だけで、他はアフィリエイトリンクを掲載していないサイトでした。
2. CMSの簡易テンプレート系
WordpressなどのCMSを使って、簡単なテンプレートを入れてサイトを作り、リンクをしてくるパターンもあります。 一般的に考えて、このようなサイトの目的がはっきりせず、いいかげんなブログを更新する人はおらず、そのようなサイトからリンクを受けるのは不自然です。
3. よくわからないサイト
どう考えてもコンテンツ内容がつかめず、デザインが崩れていたり、古臭いサイトからのリンクは弊社では否認をしております。
4. パクリ系
上記のページは弊社の記事をコピペされた記事ではありませんが、このブログの中で弊社の記事が2記事程度コピペされていました。無料ブログで制作されています。このようなサイトからのリンクも気持ちの良いものではありませんので否認します。
弊社ではこのような記事は徹底的に対応しており
- レンタルサーバーへの連絡
- (無料ブログの場合は)貼られているASPへの連絡
をなど行い、サイト運営者を割り出して法的措置を取っております。弁護士を使えば情報公開請求をすることが可能です。
5. リンクが多すぎる系
リンク先を見ていると弊社のメディアのある記事がTwitterや、はてなブックマーク、フェイスブックでバズった時に増えたリンクでした。ですので嫌がらせリンクではありませんが、このようにコンテンツのほとんどがリンクである場合はSEO的によくありません。
ペナルティにはならないかもしれませんが評価が下がる可能性があります。
この記事を重要視するべき人
初心者から中級者程度のレベルでニッチなキーワードで上位表示している間は、嫌がらせリンクを受けることはほとんどないと思います。
特に以下のような方は定期的にチェックするべきでしょう。
- 収益を生むビックキーワードで上位表示している
- 10万から100万程度の収益を生む商標キーワードで上位表示をしている
- 1万〜10万程度の収益を生む商標キーワードで多数上位表示している
- 「精力剤」「葉酸サプリ」などのジャンルキーワードで10位以内にいる
このような場合、かなり高い確率で嫌がらせリンクを受けている恐れがあります。
被リンクを確認して嫌がらせリンクを見つけた場合でも、しっかりと否認をしていれば問題はありませんのでご安心ください。
ちなみに私は
「しめしめ、ライバルが無駄な努力をしてやがる。ライバルに無駄な時間を使わせている。」
というポジティブなモチベーションで否認をしております。笑
ご注意ください
- 本記事の内容は、2017/03/01更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
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