●前回の復習
前回の河井大志のアフィリエイト論10では、実際に記事を書いていく手法ついてご紹介しました。
次は、その記事の客観性と信頼性を高めるための手法を理解し、よりスムーズに上位表示できる方法をご紹介いたします。
●Googleが求めている「検索行動」
Googleは、ユーザーの検索意図を満たせるサイトを上位表示したいと思っています。
だからこそ第1回から第10回まで、どのようなコンテンツ(記事)を作ればユーザーの検索意図を満たせるのか、というお話をしてきました。
そしてGoogleはもう一歩、先のことを考えています。
それは「できるだけ検索させないようにしよう」ということです。
確かに、検索エンジンを使えば様々な情報が手に入る時代になりましたが、Googleは「調べなくても知りたい情報を得られる」ようにしたい、と思っているのです。
その結果、「Google Now」というサービスの提供につながったり、検索意図を全て満たしている文章量の多いページが上位にきたりしているのです。
つまり、検索結果の1ページ目に表示されているサイト、もっと言えば1位のサイトさえ見れば、ユーザーが満足してくれる検索結果にしたいのです。
「満足できないから、2ページ目・3ページ目も見よう」
「1位のサイトを見たけど、満足できなかったから検索キーワードを変えて検索しよう」
とは、なってほしくないのです。
●セカンドオピニオンという考えかた
上記でご紹介したGoogleの考えは、検索アルゴリズムの変更や新サービスの特徴からの推測でしかありませんが、おおよそ当たっているでしょう。
弊社サイトの検証データから傾向を見ると、とくに
「他のサイトからも様々な種類の情報を引用、参照しているサイト」
「適した参照リンク(外部サイトへのリンク)を張り付けたサイト」
上位表示されやすいため、この考えが正しいと判断できそうです。
つまり、Googleは
「考えの異なる他サイト・ページの情報も載せている、客観的な意見を述べたサイト」
「情報を掲載するにあたり、他サイト・ページも根拠として紹介している信頼性が高いサイト」
を上位表示する傾向があるのです。
例えば、下記の弊社運営サイトのページでは、様々なことに気をつけて参照リンクを掲載しています。
「アドセンス」というキーワードで9位(2015年12月現在)
※ビックキーワードであるため、毎日順位は変動しています。
アドセンスの稼ぎかたを的確に示すため、Googleが公開しているポリシー等を参照リンクとして張り付けています。
「ブログ 収入」というキーワードで9位(2015年12月現在)
※ビックキーワードのため毎日順位は変動しています。
客観性や中立性を保つため、ライバルサイト(業者)も参照リンクとして掲載しています。また、サービス紹介の際には、特徴が異なるものを複数紹介するようにしています。
●参照リンク(外部リンクは)はSEOに悪影響を与えない
これからアフィリエイトする人は、今説明したことに違和感をもつことなく実践できるでしょう。
記事を書くにあたり参考にしたサイトは、
「こんな記事でもこういう風に書かれています」
「このサイトでもこういうことが説明されています」
というように、参照リンクをつけてください。
意見が異なるライバルサイトを見つけた場合は、
「一方でこのような意見があります」
「こういう人にはこういう考えかたのほうが良いかもしれません」
というような参照リンクをつけてください。
しかし、中級者以上のアフィリエイターは、
「参照リンクは自分のサイトの価値を他サイトに送ることになるので、順位が下がるのでは?」
という疑問をもつかもしれません。
でも、ご安心ください。
確かにSEO的なリンクの価値を他サイトに渡してしまうかもしれませんが、
総合的に見た評価はあがります。
つまり、他サイトにリンクを送るというマイナス要因よりも、「客観性が増す」「信頼性が増す」というプラス要因のほうが合計点として上回るということです。
弊社でもアフィリエイターに向けたメディア、アフィリエイトサイト、検証サイト全てで参照リンクを付けていますが、総じて順位が上がる傾向があります。
一度、今までのSEO対策ノウハウをリセットして試してみてください。
きっと、その効果が実感できるでしょう。