上記の質問に対する私の反応はいつも「えっ？どっちもやったらいいやん。」です。
AdSenseもASPを使ったアフィリエイトも、どちらも良し悪しがあります。
AdSenseは、クリックされるだけで収益が発生するので、売り込む必要がない。
しかし、クリック単価が高いわけではないので、収益化しづらい。（お小遣い程度で終わることもある。）
●はじめに
よく質問を受けるGoogle AdSense（アドセンス）とアフィリエイトの併用について、今回は説明します。弊社実績を併せて紹介しますので、参考にしていただければと思います。
●AdSenseの併用について
「AdSenseにするか、普通にASPを使ってアフィリエイトするか、迷っています」という質問を、弊社運営サービスの会員さんからよく耳にします。アクセストレード会員の皆さんも、悩んだことがある人も多いのではないでしょうか。
ASPを使ったアフィリエイトは、しっかりと商品を売り込まないと、収益が発生しない。
しかし、収益額が高いので、アフィリエイトで独立できる規模の収益が発生する。
このような感じで、メリットとデメリットがあります。
ですので、弊社で運営するメディアでは、AdSenseも貼っていますし、ASPを使ったアフィリエイトもしています。
●AdSenseとASPアフィリエイトの併用はOK？
「アフィリエイトしているサイトでは、AdSenseできないのでは？」「アカウントが停止になるのでは？」という質問もよく受けますが、それは都市伝説です。
1カ月ほど前、GoogleのAdSense新規営業チームのかたにお会いしましたが、「特に問題ない」とおっしゃっていましたし、弊社も長くASPを使ったアフィリエイトとAdSenseを併用しています。
しかし、その新規営業チームの方いわく「注意するべき点がある」とのことです。
その注意すべき点とは、「アフィリエイトをしているページ、とりわけ商品レビューのような記事がおおむね50％以上になると、アカウントが停止になることがある」ということのようです。
50％という数値は、あくまでも目安です。
つまり、「『乾燥肌の原因』について論じているノウハウを提供する記事が50％以上あるメディア」でないと「もしかすると」AdSenseが使えないのかもしれないのです。
それを聞いて、弊社メディアの1つを確認しましたが
200記事中、40記事程度が商品レビュー、160記事がノウハウ系の記事でした。
このような比率だと、大丈夫ですね。
●AdSenseの収益性について
では、弊社が運営しているアフィリエイトサイトの１つを事例として紹介します。
2016年9月22日の段階で、
- AdSense収益は75,239円（8月24日〜9月22日）
- ASP収益は1,498,770円（9月1日〜9月22日）
となっております。
AdSenseの収益
ASP収益1
ASP収益2
ちなみに、そのサイトは110,639PVですので、ちょっとしょぼい感じです。
この結果を見て、「どのように思うか」だと僕は思っています。
例えば、AdSenseの方は何の売込みもせずに、8万円近く収益を上げています。年間で換算すると、96万円です。
サラリーマンが副業で行うには、十分なレベルです。贅沢に家族でハワイ旅行なども行けるでしょう。
しかし、ビジネスとして独立するには、何とも心もとない金額です。
逆に、ASPの方は約150万円の収益があります。年間で換算すると、約1,800万円です。
一企業のビジネスとして考えると大きな額ではありませんが、家族を養っていくには十分な金額です。これ以上の発展を望まず、誰も雇わず、家賃も節約すれば、ちょっとだけ贅沢な暮らしができます。
ただ、アフィリエイトで収益額が150万円というのは少なめので、もっともっと上を望めます。
●絞り込む場合は目標に合わせて
AdSenseにするのか、ASPを使ったアフィリエイトにするのか
と絞り込む場合は、皆さんの目指すところによって違うと思います。
例えば、「副業をして子どもの学費をためたい。少しでもいいので稼ぎがあればイイ。」というのであれば、AdSenseに絞ってもいいと思います。
逆に、「アフィリで独立したい！」「アフィリで稼いだお金でお店をやりたい！」というような場合は、ASPでのアフィリエイトを主にして、AdSenseも併用するような形がいいでしょう。
独立している専業アフィリエイターさんは意外といらっしゃいますし、弊社の会員さんでも最近独立した人は多いんですよ！
例にあげたサイトは、現在10万PVで8万円近くなので、20万PVまで引き上げれば収益も倍の16万円になる可能性があります。そう考えると、アルバイトを2名ほど雇い、業務を加速化することだってできます。
そういった意味で、貼っておくだけで収益があがるAdSenseを捨てる、というのはもったいないと感じています。
●雑多系ブログでのAdSenseは稼げない
さて、最近やけに目立ってきているジャンル（？）に「ブロガー」というものがあります。
特に、盛り上がっているのははてなブログです。無料で使え、有益な記事ではなくてもアクセスを集めやすいからです。
僕も「えっ？この内容とこの記事の質で50万PVあるんだ。」「えっ？このブログが15万PV？」と、驚くことがあります。
このように驚いたことは何回もあるので、はてなブログは「PV」を稼ぐのは簡単なんだな、と感じています。
ですが、色々話を聞いていると、かなりのPVを集めている人でもAdSense収益は5万円もいかないということが多いようです。（もちろん、がっつり稼いでいる人もいます。）
この理由は簡単です。
弊社のアフィリエイトサイトは、
「美容」
「育児」
「ダイエット」
などのような分野を、基本的に扱っています。
美容関連の商品レビューもたくさんあるので、かなり競合が多いワードでも検索上位をとれています。
こうなると、Google AdWordsで広告出稿しようと思っている広告主は、弊社のサイトを指定して（プレースメント）広告を出稿するようになります。
つまり、弊社のAdSense広告枠を競っている状態になり、単価が上がります。
また、訪問してくれるユーザーにピッタリの広告が配信されるので、クリック率も上がります。
だからこそ10万PVというしょぼいアクセス数でも、8万円近い収益をあげられるのです。
逆に、雑多系ブログの場合は
「笑える内容」
「自分の主義主張」
「おもしろい体験談」
「トレンド的な情報」
などが多く、訪問しているユーザーは暇つぶし目的でアクセスしています。
例えば「ある芸能人が不倫して謝罪会見した時の感想や意見」を書いた記事に、ニキビ化粧品のAdSense広告が表示されても・・・誰もクリックしないですよね。笑
弊社のメディアなら「赤ニキビの原因と対策方法」というような記事に、ニキビ商品のAdSense広告が表示されるので、クリック率は高いです。
よって、「副業をしてAdSenseだけで収益10万くらい稼げたらなぁ」と考えている場合は、雑多系のアクセスを集めやすいブログを運営するのではなく「美容」「ダイエット」「育児」「不妊」「育毛」「ニキビ」「乾燥肌」などなど何かのジャンルに特化したブログを作るほうが、効率的に収益を上げることができます。
アフィリエイト収益を上げたい場合は、何かのジャンルに特化してASPのアフィリエイトでがっつり収益化して、AdSenseでバイトちゃんの人件費を稼ぐようなイメージでするといいと思います。
このあたり参考になれば幸いです。
●まとめ
- AdSenseはクリックだけで収益が発生するので、商品を売り込む必要がない。
- 副業で毎月10万円くらいの収益を目標にする場合は、AdSenseのみに絞ってもよい。
- （独立など）大きく稼ぎたい場合は、収益性の高いASPを使ったアフィリエイトがよい。
- AdSenseとアフィリエイトは併用できる。ただし、商品レビューはサイト全体の50％未満を目安にする。
- 何かのジャンルに特化したブログ・サイトのほうが、どちらの場合も収益を上げやすい。
（⇔雑多系のブログは、PVは多いが収益を上げづらい。）
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ご注意ください
- 本記事の内容は、2016/09/28更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
- 一部、体験談などの執筆者の個人的な意見、株式会社インタースペース(アクセストレード)以外が提供するサービスの紹介が含まれる場合もあります。情報の内容には十分に注意しておりますが、万が一、損害やトラブルが生じた場合も責任を負いかねますので、内容をご確認の上ご自身の判断のもとでご利用ください。
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