初めまして。webサイトを中心に、デザイン・制作、システム開発を行っておりますクレオ株式会社の石山と申します。
今回は、私が今までwebサイトの制作を行ってきた経験に基づき、「webサイトにおける文章表現」についてお話しさせていただきますのでぜひお付き合いください。
さて、第1回目のテーマは、「サイト名の決め方」です。皆さんはサイトを立ち上げる際に「サイト名」で悩んだことはないでしょうか。そして、悩んでいるようで意外とサクッと決めてしまってはいませんか?
webサイトは、紙媒体と比べて全体が見にくいため、視認性や一覧性があまり良くありませんから、ユーザーをコンテンツに「引き込む」ことがとても重要です。
また、その第一歩が「サイト名」となります。一度決めたら、なかなか変えられないものですので、いろいろな人に意見を聞いて、慎重に決めていきましょう。
それでは、サイト名を考える上で大切なポイントをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
(1)自分の名前などをつけない
サイト自体の内容がサイト名から判別できないと、検索エンジンに抽出されにくく、SEOの観点から見ても不利な条件となる可能性があります。
※自分の名前を使って有効なのは著名人だけではないかと思います。
(2)サイト名は日本語にする
当然のことながら、よりわかりやすいように日本語のサイト名にした方が良いです。英語読みであれば、カタカナ表記にしましょう。
例えば、「golf」よりも、「ゴルフ」と検索される方が多いですよね。もちろんSEO効果も高いので、日本語をおすすめします。
(3)具体性のない言葉を使わない
具体性のない言葉をサイト名に使うのはおすすめできません。それは、SEOの観点からも一目で内容の分からないサイトにはなかなか訪れてもらえないからです。
しかし、オリジナリティの高いコンテンツがある場合は、サイト名がひとつの「ブランド」として確立され、アクセスも大きく伸びる可能性があります。
(4)流行り言葉を使わない
新しい流行り言葉が出ると似たような名前のサイトが乱立し、競合サイトとの差別化がしにくくなるのであまりおすすめはできません。
これも、SEO的に見て競合がひしめく可能性があるので、得策とは言えません。
(5)掘り下げたキーワードをサイト名に含める
「インテリア」よりも「椅子」、さらに「革製ソファ」や「オフィスチェア」と、より掘り下げたキーワードが有効でしょう。
広い範囲のビッグキーワードは競合サイトも多く、検索エンジンで上位に表示される可能性は低くなります。
サイトの強みをアピールする意味でも、「インテリア専門店○○」とするよりも、「オフィスチェアの○○」のように、より具体的なキーワードをサイト名に含めた方が良いですね。
今回は、ここまで。次回は『文章でサイトの雰囲気を作るためのポイント』というテーマでお送りしますので、お楽しみに。
おすすめの参考書
当コラムは、私の尊敬するサイバーガーデン・益子貴寛(ましこたかひろ)さんの著書、『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』を参考に、私がwebサイトのコンテンツを制作する際に常に意識しているポイントを書いたものです。
私が唯一のバイブルとしている参考書ですので、機会があれば皆さんもご覧になってみてください。