SEO対策におけるSNSからの被リンク効果《河井大志アフィリ論14》
前回は50代女性の成功体験談をご紹介しました。今回はSNSからの被リンク効果についてお話いたします。
これまでに「コンテンツの作り方」「サイトの作り方」などをお話ししてきましたので、その後の集客活動に活かしていただければと思います。
●現在のSEO対策の傾向
昨今、コンテンツマーケティングという言葉が各所から聞こえてきて、多くのSEOコンサルタントが「コンテンツがよければ上位表示される」と言うようになりました。
だからこそ「よいコンテンツを作ろう」「検索意図を満たしたコンテンツを作ろう」という傾向が強まってきているのですが、これではあまりにも抽象的です。そこで、このアフィリ論では具体的に「どのようなコンテンツがよいのか」というお話をさせていただきました。
これまでのことを実践してもらえれば、コンテンツ自体は非常によいものができるので、上位表示されることもあるでしょう。
しかし、そこにSNSからのリンク効果が加われば、上位表示をより一層加速させることが可能になり、さらなる上位表示も目指せるのです。
●被リンクは絶対的に必要なのか?
では、逆に考えて・・・
「コンテンツがよくても、たくさんの被リンクがないと上位表示されないの?」
と思う人もいるかと思います。
結論から申し上げると、被リンクが多くなくてもコンテンツがよければ、ビッグワードや競合の多いキーワードでも上位表示は可能です。
実際に、弊社が運営しているメディア(スタブロやナレッジスペース※)では、多数のキーワードで上位表示しているのですが、実はそれほど被リンクを受けていません。
※運営メディアについての詳細は、弊社公式サイトを参照してください。
「手汗」というキーワードで上位表示しているページの被リンクをGoogleサーチコンソールで確認したら、13リンクしか受けていませんでした。
つまり
・コンテンツがよければ、それだけでも上位表示は可能
・被リンク自体もSEO価値を高める指標にはなっているので、被リンクがあることはSEO的にプラスになる
と考えていただければと思います。
●過去の被リンク対策
では、どのような被リンク対策を行っていけばよいのでしょうか?
一昔前までの被リンク対策は、以下のようなものが主流でした。
・自作自演のサテライトサイトを作って被リンクをする
・被リンクツールを利用して被リンクを大量に集める
・被リンク業者からリンクを購入する
・SEO対策業者に依頼して被リンクを張り付けてもらう
ですが、これらの被リンク対策はGoogleが禁止している内容で、現時点で費用対効果が非常に悪いです。
というのも、Googleのアルゴリズムが発達してきたことにより、高確率でGoogleのペナルティという措置を受ける可能性が高くなってきたからです。
もちろん今でも、上記のような被リンク対策の効果はあります。
でも、お金がかかる対策であるうえに、その効果が一時的なものであり、ペナルティを受ける可能性があります。今現在の主流であるホワイトな被リンク対策と同等レベルの効果であれば、やる意味がありません。
ホワイトな被リンク対策よりも上位表示されるスピードが速く、効果も高ければ、「ペナルティを受けるリスクと引き換えにブラックなSEO対策を行う」という判断もアリでしょう。
しかし同じお金を使って
・ブラックなSEO対策よりも効果が持続的で
・ブラックなSEO対策では受けてしまうペナルティを受けず
・ブラックなSEO対策もホワイトなSEO対策も効果性はほとんど同じ
であれば、ホワイトなSEO対策を行うのが賢明な判断でしょう。
●現在のSEO対策
ではどのような被リンク対策が考えられるのか。
それは、SNSサイトからの被リンク集めです。
具体的に言うと
・Twitterでより多くの人にURL付きのつぶやきをツイートしてもらう
・Facebookでサイトに対して「いいね」や「シェア」をしてもらう
・Google+でURL付き投稿をする
・はてなブックマークでブックマークしてもらう
・NEVERまとめなどで参照サイトとして紹介してもらう
・Yahoo知恵袋などのFAQサイトで回答の参照リンクとして使ってもらう
などがあげられます。
上記の5点については積極的にこちら主導で被リンクを伸ばすことが可能です。
◆Twitterの施策
Twitterで上位表示したいサイトの専用アカウントを制作し、そのアカウントのフォロワーを増やします。Yahooプロモーション広告内でも、Twitter上からもフォロワーを増やす広告を出稿することが可能です。
現状1フォロワーあたり100円〜200円程度での広告となります。
フォロワーが増えると言うことは、サイト更新時にURL付きのつぶやきをした時にフォロワーがリツイートしてくれるたびに被リンク効果がうまれます。
◆Facebookの施策
上位表示したいサイトのFacebookページを制作します。サイト更新するたびにページに投稿し、その投稿の広告を出します。1日200円から出稿可能です。
弊社も全てのページをFacebookページで紹介し、全ページ200円の広告を出しています。
「いいね」の数は記事のコンテンツのよさに左右されてしまいます。200円の広告で「4いいね」しか付かないものもあれば、「40いいね」付くときもあります。
◆Google+の施策
上位表示したいサイトのGoogle+のアカウントを開設します。その開設したアカウントでサイト全ての記事の更新をURL付きでお知らせします。
これもGoogle+から記事の数だけリンクを受けることが可能です。
◆はてなブックマークの施策
これは「コンテンツのよさ」が重要になります。コンテンツがよければ、自然にブックマークされます。こればかりは広告出稿して掲載できません。※
※広告メニューはありますが、非常に高価です。
しかし、自分のアカウントで自分のサイトのブックマークを1つだけ行うことははてなブックマークの規約上で許されています。各ページ1ブックマークずつなら可能です。
もし200ページあるなら200ブックマークを取得できます。
◆NEVERまとめやYahoo知恵袋の参照リンク
これらも「コンテンツのよさ」が問われます。コンテンツがよければ、NEVERまとめでまとめページを制作する時の参照リンクとして使ってもらえますし、Yahoo!知恵袋などのFAQサイトの回答時に「参考にURL紹介してきます」とURLを付けてもらえることもあります。
●SNSからのリンク効果
上記のように、各サービスの規約を守りながら、地道に被リンクを集めていくことが可能です。
FacebookやTwitterなどは広告を使いますが、ブラックなSEO対策よりも非常に安い価格で対策可能です。
これらを実践した結果、弊社のアフィリエイトサイト、アドセンスメディア、公式サイトは順調に順位が上昇し続けています。
確かに、Twitterでのつぶやき内のURLには「ノーフォローが付いているので効果がない」という見解を示すコンサルタントさんもいらっしゃいます。また、「Twitter内のリンクをSEO指標に入ってるかもね」というGoogleの公式発言があったりなど、ご紹介した施策の効果・信憑性には様々な意見があります。
私自身は、そのような情報を鵜呑みにせず、実験した結果のデータのみを信じることにしています。そちらのほうが情報に惑わされないからです。
なので、皆さんも、ぜひ一度ご紹介したホワイトな被リンク対策を実践してみてください。
そして毎日順位チェックを欠かさずに、効果測定をしてみてください。
少しずつ上位表示されていく過程を確認することができるでしょう。