取材企画

副業から本業に!中野貴利人さん【先輩アフィリエイター】

更新日:2012/10/09 公開日:2021/03/16

アクトレ中の人

株式会社インタースペース

アクトレ中の人

アフィリエイトを始めたばかりの時期は思ったように成果が出ないことが多く焦ることもありますよね。そんな時は、先輩アフィリエイターたちがどのような苦労を経験してどのように成功していったのかを知ると何かのヒントになるかもしれません♪

今回は、会社員のときに副業でアフィリエイトをはじめ、その後独立して企業経営者となった「中野貴利人さん」にインタビューしました。

副業から成功した中野さんのお話をぜひ最後までご覧ください!

2004年12月から現在に至ります。

はじめたキッカケは、中学時代の友人がすでにアフィリエイトを始めていたことです。当時新卒だった私を圧倒するくらいの収入を得ていたので、やはり興味を引きました。今でも彼との情報交換は欠かせません。

理由は3つあります。

1つめは、当時勤めていた会社で旅行サイトのWebシステムを担当していたこと。「せっかくWebを勉強するのであれば、自分でサイトをつくろう!」と考えました。あとはそのサイトに広告を貼るだけです。

2つめは、当時の本業で(広告主側としての)アフィリエイトシステムの開発と運用も行っていたこと。業務の一部として触れているので、アフィリエイトへの抵抗はありませんでした。

3つめは、ベストセラーの「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだこと。不動産を買って不労所得を手に入れる仕組みに感化されました。

一昔前では不労所得には不動産投資や株の配当、会社経営くらいしかなかったのですが、私は「ネットを使ったアフィリエイトもその1つではないか」と思い、副業にアフィリエイトを選びました。 ちなみに実際にはアフィリエイトは不労所得ではないです!ただ「自分が働かない間も、収入が発生すること」は確かですが。

時間のコントロールが難しかったことです。 22〜26歳は残業こそ30〜40時間ほどでしたが、それでも「時間が足りない」と思うことは多かったです。熱中しすぎると、平気で夜中の3〜4時までパソコンに向かい、土日も出かけることは少なく、黙々と家でサイトをつくっていました。 余裕のないライフスタイルは、心身ともに負担が大きいのでオススメできませんね。

2004年12月に始めて、2005年10月に100円をもらいました。11ヶ月間は無収入で作業を続けたことになります。ただし、サイトが完成したのは2005年7月ですので、そういう意味では3ヶ月目です。

2006年5月です。2004年12月に作業を始めてから1年半になります。

ブログでも公表していますが、2006年5月〜2007年4月は月収10〜20万円、2007年5月〜2007年12月は月収20〜40万円といった具合です。

前提として本業は疎かにしないことです。本業がしっかりしていないと、副業は成り立ちません。

次に睡眠は7時間を確保します。あとは家事や入浴などの生活時間以外から、不要な時間を見つけます。

もともとゲームやパチンコなどはしないですし繁華街をブラブラするようなこともないので、私の場合はわりと時間をつくるのは容易でした。テレビを見たり、ゴロゴロするなどの何も将来に繋がらない時間をなくしました。

今では、ニュース以外は特定の1〜2番組を除いてほとんど観ません。本もビジネス書以外は読まないです。何かに長時間を費やすことがないので、無理をしなくても時間がつくれます。

自分が働いていない間も収入が途絶えないことです。
2011年は約2ヶ月に1回のペースで海外旅行にいきましたが、その間もウェブサイトは稼ぎ続けてくれました。深夜や土日問わず、定期的に収入が発生します。

また、2012年2月に初めて入院を経験したのですが、そのときも何も問題ありませんでした。万が一のときでも金銭面でサポートしてくれる仕組みは嬉しい限りです。

友人以外ではほとんどないです。
某アフィリエイト関連コミュニティに入っていますが、掲示板をのぞいたり、コッソリとセミナーに参加しているだけです。その代わり、著名人や有識者のブログやTwitterは毎日欠かさずに読んでいます。

はい、あります。
恐らく、実際に試さないと、本当に役立つコンテンツはつくれないと考えています。

例えば、海外旅行のついでではありますが、海外用のWiFiルーターのレンタルや空港ラウンジがつかえるクレジットカードなどを、アフィリエイト経由で利用して、帰国後に体験レポートとしてサイトにアップしました。洗顔料も自分で取り寄せたり、FXも自分でツールの使用感を確認します。

全てのサイトにおいて、私が少しでも経験してから制作しています。

最初に広告主さまを評価します。

例えば、商品やサービスがイマイチな場合、いくら報酬額が高くても絶対に提携しません。お客さま目線で、こちらもアフィリエイト広告をフィルタリングします。

ブランド力のない広告主さまも、私は避けています。やはり、テレビや雑誌などでも露出を高めているほうが、反応も良いです。新規参入した広告主さまは、ライバルが少ないのでチャンスである反面、早期撤退や報酬ダウンのリスクが高いため、個人的にはあまり好みではありません。

そのほか、成果地点や報酬額が全アフィリエイト会社(ASP)の中で最も優れているか、も確認しています。

私はデジタル一眼で写真を撮ります。

どうしても個人の技術や器具では被写体が暗くなったりズレたりしますが、そのくらいならPhotoshopやIllustratorをつかい自分で加工できるので、問題はありません。

ネットショップにあるような綺麗な写真は、あえて撮らないようにしています。コンセプトは「ユーザーの使用感を出す」といったところです。同じ消費者としての視点から意見を述べることで、お客さまの共感と信用を獲得します。

やり方は多々ありますが、たいていの人が選ぶキーワードを避ける工夫をすることがコツです。

全部です。ライバルが多いとされるレーシックやウォーターサーバーでさえ、まだ開拓の余地があります。要するに「キーワード次第で市場は広がる」と考えています。 あえて言うならスマホ市場です。スマホの登場で「パソコンユーザーがスマホに移った」数よりも、単純に「スマホがネットユーザーを増やした」数のほうが多いので。

私の全サイトの訪問者数(2012年9月期)は、前年度比で197%に達しました。そのうち、スマホユーザーは過半数です。そのため、スマホに相性の良い女性や10代向けのアフィリエイト広告は注目できます。

検索エンジンがアルゴリズムをアップデートするたびに、私のサイトの順位は影響を受けます。
ただ、メインサイトに関しては急に圏外に吹っ飛んだりした経験はありません。2012年で言えば、順位は上昇しています。

それは、コンテンツの質と量、それらを支持して徐々に増えていったバックリンクのおかげだと考えています。2004年12月から一貫してコンテンツ重視を続けてきましたが、その考えは今後も変わりません。

ネットユーザーのリテラシーは、ここ数年で格段に向上しています。彼らはサイトを「有益or偽物」の判別をします。中途半端なアフィリエイトサイトは、ネット上のゴミと化すだけなんです。

私たちサイト運営者は本物の情報を提供する義務があります。より本物に近づけるためには、自分が好感や興味を持っているテーマ、得意なジャンルを攻めることです。そのほうが作っていて楽しいですしね!

私も初めて作ったサイトは「太りたい人の太る方法」というタイトルでした。「太りたくて体重を13kg増やした体験談」がメインコンテンツです。月間の収益は夏が5〜6万円、冬が2〜3万円と、シーズナリティー(季節変動)はありますが、今でも継続して稼いでくれます。

もし、今後新たなサイトをつくるとしたら、このようなニッチなテーマでは、アフィリエイトではそこまで儲からないので制作しませんけど…(笑)でも、好きなことを「アウトプット=サイト化」することは、通常なら苦痛を感じる作業を楽しみに変えます。

ですので、自分が興味のあるテーマを選ぶのが、アフィリエイトサイトを運営するコツですね!

副業のノウハウを公開することに関して不利益はありませんので、今まで3冊ほど出版しました。

その中で、2冊目の「シッカリ稼ぐ副業・内職入門」の最終章でのみ、私のサイトがいくつも登場します。初心者にとっては非常に役に立つノウハウと言えます。

これを載せた理由は、副業という観点でもアフィリエイトという仕組みは優れているからです。好きな時間に好きなテーマで好きなサイトを自由に作ります。しかも、リスクはゼロです。この副次的に収益が得る仕組みは、忙しい会社員や主婦にとっても魅力的だと思います。

ちなみに、本を出版した直後から私のサイトをコピーする人たちが増えましたが、それは想定の範囲内でした。コピーサイトは自動的にGoogleが淘汰(とうた)してくれるので問題ありません。

それに、革新的なノウハウは掲載していません。大切な情報を公開するなら、それ以上の情報を持っておくことが基本です。

たいていの人には向いていると思います。

ネットでネジ1個からマンション1棟まで買える時代です。あらゆる市場がネット化されているなら、自分に合うサイトを必ずつくれるはずです。そのため、稼ぐチャンスは平等にあります。

実際の制作過程では「コツコツ努力を積み重ねていく人が稼げる」と言えますが、これはアフィリエイトに限らず全てにおいて言えることです。ただ、最近ではいくらがんばっても報われない世の中だったりもしますが、その点で アフィリエイトは裏切りません。

最初の1年間は継続して作業することが大切です。中には「3ヶ月で売上30万円を達成!」という人もいますが、そういう人はたいてい「1年後に売上0円」になったことを隠しています。

私のアフィリエイトのやり方は、サイトに少しずつコンテンツを増やして、徐々に訪問者数が増えていき、順位もゆっくりと上がっていきます。長期的に成長するサイトは、長期的に稼げます。そして、短期的に稼げなくなるリスクが低いです。

だから「素晴らしいサイトが完成しても、最初はお客さまが来ないことが当たり前」だと思ったほうがいいです。1年先、個人的には2〜3年先を見据えたビジョンこそが「作業の継続=成功の秘訣」です。

かつて収入を増やす手段だった「本業、転職、起業」には、なかなか期待できなくなりました。過去から未来が想像できないこのご時世において、「現状維持=衰退」を意味します。そのため「普通の会社員のワーキングスタイル=生活は苦しくなる」確率が高いです。

しかしながら、副業、特にアフィリエイトで金銭面の問題が解決できます。アフィリエイトで稼ぐ人と稼げない人の違いは「やる気、知識、行動」の3点しかありません。その中でも「行動」が最も重要です。

例えば、俗にいう月300万円以上を稼ぐスーパーアフィリエイターたちは、作業量が半端ないです。はじめに同じテーマで10サイト制作して、その中で芽が出た1サイトのみ、作りこんでいきます。残りの9サイトは サテライトサイトなどにしています。

ここまでやらなくても「1サイト作って稼げなかった=アフィリエイトは諦めよう」という行為は、非常にもったいないことだとわかります。

現状維持の将来を想像すれば、危機意識が芽生えるでしょう。それをモチベーションに変え、自分を奮い立たせます。アフィリエイトで収入補填(ほてん)ができるようになると、世界観さえも変わるかもしれませんよ!

アフィリエイト成功の秘訣は「長期的な目線」で「継続的」にがんばること。あきらめずに稼げるサイトをつくっていきたいですね♪
中野さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!

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アフィリエイトASP「アクセストレード」の中の人。自社サイト運営に関わっているため、SEM的な世の中の動向に日々翻弄されている。アフィリエイター向けに役立つコンテンツをお届けするため、サイトの裏側で情報収集中。

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