▲マンガだけでなく、3分でわかる「ふるさと納税とは」動画など読者に分かりやすい発信を行っているそう
アフィリエイトサイトを運営する中で「オリジナルコンテンツ」「独自性のあるコンテンツ」は重要だと言われています。
今回は、ふるさと納税サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」を運営されている、株式会社カリーグズの代表 福田様にお話を伺いました。
先輩アフィリエイターはどのようにしてオリジナルコンテンツを作っているのか、失敗から学んだことやサイトの運用やりかたなど成功の秘訣がいっぱいです。
ぜひ、ご覧ください!

はじめに、自己紹介と運営サイト紹介をお願いします。
株式会社カリーグズ代表の福田です。
ふるさと納税サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」と、ポイントサイトを横断比較できる「ポイント獲得ナビ」を運営しています。
自分達の身近な人に、心からおすすめできるサービスを作ることを心がけています。
アフィリエイターとして取り組まれている中で法人化されたのですか?
いえ、サービスを運営する中で、マネタイズの一つの手法としてアフィリエイトに取り組んでいます。
前職・前々職では広告営業や新規事業開発などさまざまな職務にたずさわりました。
その経験を活かし、現在は代表として事業立案やサービス企画を行っています。
「ふるさと納税ガイド」を作ったきっかけはなんですか?
私自身がはじめてふるさと納税を行ったときに、寄付の後で「もっとお得な返礼品が、別のサイトに出ていた」ことや、「別のサイトであれば同じ返礼品でもサイトから付与されるポイントに大きな差があること」に気づいたんです。
もっと早く知っていれば…と残念な気持ちになりました。
後からちょっとしたお得情報を知って、残念な気持ちになる…日常あるあるですね(笑)
はい。(笑)
少し調べていると、ふるさと納税はまだ(利用対象者のうち)20%前後の人しか活用していない制度で、毎年初めてふるさと納税する人がたくさん出てくることを知りました。
それで、私と同じような思いをしないように、初めてふるさと納税するかたがたに幅広い選択肢を提示できるサイトを作ったら、きっと価値があるだろうと考えたんです。
しくじり体験を基にサイトができたのですね!立ち上げの過程はスムーズでしたか?
2019年の1月から開発を始め、4月にはβ版をリリースました。
最初は「情報量が多ければ使ってくれる人が増えるだろう」と考えて開発を進めていましたが、利用者がゼロに近い状態が半年以上続きました…。
ただ情報量が多いだけではダメで、他サイトにはない情報を発信しないと誰も使ってくれないことに気づきました。
ふるさと納税ガイドの特長やこだわりポイントを聞かせてください。
各ポータルサイト(広告主)の返礼品の在庫状況や新着の返礼品は、できるだけタイムリーに反映できるよう努めています。
返礼品の入れ替わりは想定以上に多く、せっかくふるさと納税ガイドを見た人が返礼品に興味を持ってクリックしても、その返礼品が存在しなかったりすると、ユーザーの期待を裏切ってしまうと考えているからです。
あとは情報を分かりやすく伝えられるよう、マンガや動画を取り入れたりしています。

今やTVでも取り上げられて大活躍ですね!現在の規模になるまでに工夫されたことは?
自分達で返礼品を実際に頼んでみて何が良いか体験してみる、などの行動を重ね、少しずつオリジナルな情報を発信できるようになり、その結果利用者や検索サイトからの評価が上がったと認識しています。
行動量を増やすことは大切なのですが、価値のないコンテンツをいくら増やしても結果には繋がらないことを学びました。
逆に新しい価値を出すためにやるべきことを頑張れば、必ず評価してくれる人がいることを実感しました。
メディアで取り上げていただくことはもちろんありがたいことなので今後も取り上げていただけるよう努めますが、普段からサイトを利用してくださるかたのニーズに応えることがまず最優先です。
ニーズに応えることができれば、その取り組み結果をまたメディアでも取り上げていただく、という良い循環に繋がると考えています。
知名度が上がったことである種の社会的責任や役割も増しているのではないでしょうか?
はい。でも意識しているポイントはあまり変わりません。
- 返礼品などの情報をできるだけ最新化すること
- 利用者のニーズを常に把握できるようGoogle AnalyticsやGoogleトレンドなどの情報を日々細かくチェックすること
の2点を意識しています。

▲こまめに情報キャッチアップを繰り返し、キャンペーン情報や新着情報をまとめたコーナーを展開している
返礼品掲載数No.1を誇るふるさと納税ガイド、これからの展望は?
まずは1人でも多くのかたに満足してサイトを使っていただけるよう、小さな改善を積み重ねていきたいと思っています。
また、制度に興味を持った人が実際のアクションに繋がるよう、初心者向けのコンテンツも充実させていきたいと思っています。
ふるさと納税ジャンルに参入されるアフィリエイターの皆さんにアドバイスをください!

ふるさと納税制度の良い点、課題点はどんなことが挙げられると思いますか?
良い点は、自分で税金の使い道を決められることだと思います。また、各地の名産品を気軽に楽しめることも挙げられますね。
課題点としては、ふるさと納税制度の知名度が上がるにつれて、決して正しいとはいえない情報発信が増えてきたということでしょうか。
どんな制度にも賛否両論あると思いますが、批判する人の意見が浅いな…と感じることがあります。
例えば「返礼品を目当てにふるさと納税をするのは間違っている。税金の無駄だ」という意見があります。
いろいろなメリットデメリットを熟考して発言されているなら良いですが、明らかな根拠もない中で発信力のある人や大手メディアからそのような発信を見かける機会があります。
返礼品は現状の制度であれば地場産品に限られていて、結果的に寄付先自治体の経済を潤すことにつながっているので、決して税金が無駄になっているわけではありません。
ふるさと納税ガイドでは、正しい情報を発信してふるさと納税制度を一人でも多くの人が楽しんでもらえる状態を目指したいと思っています。
好きな返礼品を選んで寄付することが地域活性化につながるということですね!
はい、そういう意味では納税者の一人としてふるさと納税でさらに貢献できることがあります。
今年(2020年)の4月以降、コロナ禍の自粛要請の影響を受けて観光向けや飲食店向けの供給がストップしてしまった食材を、ふるさと納税の「緊急支援品」として提供する自治体が徐々に出てきました。
恐らくまだまだ困っている生産者のかたはたくさんいらっしゃると思いますので、こういう時こそ、それぞれのふるさと納税ポータルサイトが各自治体と組んで、1つでも多くの返礼品を増やしていただければ、いろいろなかたを助けることに繋がるので、素敵な取組みになるのではないかと思っています。

▲「緊急支援品」は通常よりディスカウント・ボリュームアップされている返礼品も目立つ
多くのふるさと納税ポータルサイト(事業者)の中で、納税者として選ぶ基準はありますか?
まずは、自分の好みの返礼品や自治体を幅広い選択肢から探していただくのが良いと思います。
その上で、もしその返礼品や自治体への寄付を複数サイトで申込受付けしているのであれば、サイトごとにポイント還元の特典が異なる場合があるので、比較していただくことをお勧めします。
ふるさと納税制度について、今後期待したいことがあれば教えてください。
すでに制度を有効活用できている自治体もあれば、まだ力を入れられていない自治体もあるのが現状です。
自治体の名産品を知ってもらえる良い機会ととらえ、1つでも多くの自治体が活用してくれることを期待しています。
これによって魅力的な地場産品の開発が加速すると良いなと願っています。
最後に後輩アフィリエイターの皆さんにメッセージをお願いします。
ふるさと納税のようにすでに便利なサイトがたくさん存在するジャンルは、集客ができるようになるまで時間がかかることもあると思います。
そんなときも、あきらめずに、利用者にとって価値があることを発信し続ければきっと注目される日が来るのではないかと思います。
【インタビュー後記】
誰でも「ちょっと失敗したな〜、ああすればよかった」と感じることはよくありますよね。
カリーグズの福田さんは、そんなちょっとした失敗談をきっかけに、後続の人には同じ思いをしてほしくないと考え、サイト運営を始めたことが大きな機会になりました。
アフィリエイトでどんなジャンルに取り組もうか迷っている皆さんは、日常の出来事を振り返ってみると、意外なエピソードに大きなヒントを得られるかもしれませんよ^^
オリジナルコンテンツを作る際の参考にしてみてくださいね。
ご注意ください
- 本記事の内容は、2020/06/10更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
- 一部、体験談などの執筆者の個人的な意見、株式会社インタースペース(アクセストレード)以外が提供するサービスの紹介が含まれる場合もあります。情報の内容には十分に注意しておりますが、万が一、損害やトラブルが生じた場合も責任を負いかねますので、内容をご確認の上ご自身の判断のもとでご利用ください。
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