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SNS運用者が語る!AIで毎日投稿もネタ出しもラクになる活用事例

公開日:2025/09/25

うさぎまる

株式会社インタースペース Webデザイナー

うさぎまる

SNS運用者が語る!AIで毎日投稿もネタ出しもラクになる活用事例

私は普段Webデザイナーとして働きながら、アクセストレードの公式Instagramの担当をしています。
SNSの運用って「画像を作ってアップするだけ」と思われがちですが、実際はかなり大変です。

アイデアを考えて、デザインを作って、文章を書いて、投稿を設定して、確認して、反応をチェックして、返信して…と、やることがたくさん。最初のころは「毎日投稿しよう!!」と意気込んでいたのですが、すぐに壁にぶつかりました…。

いちばん困ったのは ネタ切れ。
何を投稿しよう?と考えるだけで時間がたってしまい、デザインや文章作りが後回しになってしまうことも。「質は落としたくないけど、時間も足りない…」と悩む日々が続きました。

そんな時に助けられたのがAIツール
AIに「ネタ出し」や「文章の下書き作成」を任せたところ、準備の時間がぐっと短くなりました。

おかげで私は「デザインの仕上げ」や「トーンを揃えるための調整」「言葉づかいや文体を整える」といった、人の手をかけたほうがいい部分に集中できるようになったんです。

この記事では、SNS運用で出てくるちょっとした困りごとを例に、私が実際にAIをどう取り入れているかを紹介していきます。AIにすべてやらせるのではなく「ちょっと手伝ってくれる相棒」として活用すると毎日の投稿がずっと楽になりますよ!

SNS運用でよくある困りごと

SNS運用で大切なのは、ずばり「投稿を続ける」こと。

投稿の準備には、決めなくてはならないことがたくさんあります。
そして「決まらない」というのが最大の困りごと。

SNS投稿にまつわる決めなきゃいけないのに決まらない困りごと例


  • 投稿用の画像をどうするか
  • 「何を発信しよう?」というネタ探し
  • キャッチコピーや文章をどう書くか
  • 気づいたら自分が得意なことに寄りすぎていて新しいネタがない
  • 投稿内容がワンパターンになって飽きられる問題

デザイン自体は好きなのですが、やっぱり「毎日」ってなるとしんどいですよね…。
特にネタ切れとマンネリは心が折れそうになるレベルでした。

そこで頼ったのがAI。
私は「AIに丸投げ」ではなくて、「下ごしらえを任せる」って感覚で使ってます。
役割を分けるとめちゃくちゃラクです。

AIと人間のやることの違い

この役割分担にしてから、気持ちがかなり楽に♪

前は「全部自分で考えなきゃ!」と気負っていたのですが、AIにとりあえず案を出してもらうことで、スタートが軽くなりました。

ただ、AIが作ったものをそのまま出すと、言葉が堅すぎたり、定型文っぽくなったりと人間味がない感じになってしまい、浮いてしまうんです。だから最後の仕上げは必ず自分でやっています。言い回しや、ほんの少し表現を調整するだけで、ぐっと自然な投稿になります。

要は、ネタ出しやたたき台はAIに、仕上げは人間に
これを徹底したら、毎日の投稿がスムーズになりました。

AIで解決する方法

AIにネタ出しやテキストを頼むには、まずアイデア出しをAIに振ってみましょう。
そして出てきたものを並べて整理し、人の目で調整すると自然なテキストになります。

実際のやり方はこちら。
まずは、ChatGPTにアイデア出しを手伝ってもらいましょう。

プロンプト例

【ターゲット】

  • アフィリエイト初心者、副業に興味のある35~45歳
  • Instagramで副業を探している

【条件】

  • アフィリエイトやデザインに関する情報を発信するアカウント
  • 運営実績20年以上、上場企業が運営するASP

リール投稿のアイデアとしてデザインの豆知識、デザインのネタのコピーを30個考えてください。
バズりやすくキャッチーで、高校生でもわかる内容にしてください。

ChatGPTに出してもらったアイデアがこちら。

ChatGPTに出してもらったアイデア

あとは、この中からピックアップして調整していきます。
ピックアップした案の詳細なアイデア出しをAIに頼み、人の手を加えていきます。

ChatGPT出力画面

言い回しは、運営しているアカウントのクセ・ブランド感に沿って調整します。

私は表現やトーンを統一させるために「!」が何個も続かないようにする、適度に絵文字や「♪」マークなどをいれるといったことを行っています。

そして作成した投稿内容はスプレッドシートに記載して整理していきます。

スプレッドシートでの管理方法

私はこの画像のように「公開日・カテゴリ・画像・テキスト」を記載して管理しています。
同じような投稿が続いてしまっていないか、統一感があるかなどがパッとみてわかります。

この流れを作ったことで、ゼロから作る負担がぐっと減り「考えるよりも直す」時間のほうが増えたんです。結果的に、投稿準備のスピードは速くなり、余った時間を投稿結果の分析や改善にあてられるようになりました。

ここからは私自身も経験したSNS運用における困りごとを例に、AIで解決するための具体的なプロンプト例を紹介していきます。

オリジナルのSNSアイコン作成

「オリジナルのアイコンにしたいけど、外注すると費用がかかるし、納品までに時間もかかる。」
「フリー素材で済ませようとすると、どこかで見たことある雰囲気になってしまう…。」

これでは「自分のアカウントらしさ」が出しにくいんですよね。
ブランド感は出したいけど、毎回イラストレーターさんに頼むのは現実的じゃありません…。

そこでおすすめなのがAIでのアイコン画像生成!

AIを使うと、とにかくスピードが早い。
一度に複数のパターンを出せることで、かなりの時短になります。

その中から「これだ!」と思えるものを選んで、最後にちょっと手を加える。
そうするとオリジナリティのあるアイコンに仕上がります。

特にAdobe Fireflyのような配色やテイストを細かく指定できるAIツールは、イメージ通りに仕上げやすくておすすめです。

▼Adobe Fireflyの使い方はこちらもぜひ参考に

例えば、よく見かける少し凝った人物のイラストアイコンを作りたいとき。

プロンプト例

若い女性インフルエンサー風、笑顔、かわいいイラスト、パステルカラー。
顔と上半身を中央に配置、シンプルな背景、丸アイコンに最適化。
親しみやすく明るい雰囲気。オリジナルのイラストテイスト

「かわいい」だけではなく、思い描いたイメージに近づけるには表情、カラー、アングルを入れると良いです◎

Adobe Firefly生成画像
  • ※Adobe Fireflyで画像を作成

この指示で出た画像の中から、気に入った画像をベースにして「スタイル参照として使用」を選びます。

Adobe Firefly生成画像_スタイル参照として使用の例
  • ※Adobe Fireflyで画像を作成

Adobe Fireflyでは、スタイルや色味を選択できるので、思い描いたイメージに近づけられます。

Adobe Firefly_スタイル色味変更画面

表示されたものがイメージに合わない場合は、再度「生成」を押すとまた別の提案をしてくれます。
繰り返していくと「これなら使える!」と思えるアイコンがでてきました。

Adobe Firefly生成画像
  • ※Adobe Fireflyで画像を作成

ここから、色味を明るめに変える・線の太さやタッチを柔らかくする・背景をシンプルにする・キャラクターの表情をより親しみやすくするといった微修正のプロンプトを入れていきます。

Adobe Firefly生成画像_プロンプトの微修正
  • ※Adobe Fireflyで画像を作成

こうした調整を重ねることで「既製品っぽさ」が薄れ、自分のアカウントに合ったオリジナル感が出せますよ。

▼できあがったアイコンイメージ

できあがったアイコン画像
  • ※Adobe Fireflyで画像を作成

AIが出してくれるのはあくまで“下書き”。
最後に人のセンスで仕上げるのが大事なポイントです!

投稿のネタ出し・アイデア発想

毎日の投稿で、必ずぶつかるのが「ネタ切れ問題」。

特に季節ネタだと春は花見・夏は花火…といった定番は、思いつく。けど、毎月の投稿で考え続けるとなると正直ネタが足りない…。自分の引き出しだけでは限界があるな、と感じていました。

季節のイメージで検索をしても、地味で盛り上がりに欠けるものばかりだったり、〇〇の日ネタもあるけど、知名度が低いものだと共感が薄いかもしれない…。

そんなときは、ターゲット層に刺さりそうな季節ごとのキーワードやイベントを絡めて、AIに指示出し。すると、自分では思いつかなかった切り口がどんどん出てきます。「あ、こんな視点もあるのか!」という発見があるので、1ヶ月の投稿計画を立てる作業がぐっとラクになるんです。

プロンプト例

Instagramで主婦層をターゲットに、副業やアフィリエイトに関心のある人向けの情報を発信するアカウントです。
9月の季節感(例:秋の始まり、敬老の日、シルバーウィークなど)を取り入れた投稿アイデアを10個提案してください。
初心者にもわかりやすく、親しみやすい内容でお願いします。ストーリーズ向け、短文でお願いします。

ストーリーズアイデア出力画面

「親しみやすい内容」といれることで、わかりやすく有名なイベントをピックアップしてくれます。

この指示で返ってきたアイデアをベースにして、「9月のネタ10個」から絞り込み。
そこから投稿に使えそうなものをピックアップして、自分なりに肉付けしていきます。

AIに丸投げじゃなく、最終的に「自分のアカウントらしい」言葉やデザインに仕上げていくのがコツです!

キャッチコピー・文章作成

「心に残るキャッチコピー」や「わかりやすい文章」をなかなか思いつかない、という悩みもよくあります。
アイデアが浮かばなくて、投稿準備が止まってしまうことも。

AIに素案を出してもらうと手間も気持ちもぐっと楽になりますし、“整える作業”に集中できます!
たとえばこんな感じでプロンプトを投げかけます。

プロンプト例

Instagram投稿用のキャッチコピーを考えてください。テーマは『副業でちょっとお小遣い稼ぎ』。
ターゲットは30代女性。親しみやすく、初心者にも響くようなコピーを20文字以内で5案お願いします。

キャッチコピー出力画面

具体的に「文字数」「雰囲気」「数」を指定しておくと、より使いやすいアイデアが返ってきます。
AIが考えたコピーをベースに、ブランド感やトーンに合わせて手直しする。それだけで完成度が上がります!

投稿デザインのバリエーション作成

「毎回ゼロからデザインを考えると時間がかかる」「似たようなデザインばかりになってしまう」というマンネリ化も課題の一つ。特に定期的に投稿していると、この課題は避けて通れないですよね。

そんなときは、AIにテイストや配色、サイズなどを具体的に指定すると、短時間で複数のデザイン案を作れるので、作業スピードを上げつつ、バリエーション豊富な投稿デザインを確保できます♪

例えば、次のように指示を与えるとイメージが湧きやすいです。

プロンプト例

3種類のInstagramフィード投稿。柔らかいベージュの背景で横に並んでいる。各デザインには『初心者でもわかるアフィリエイト』という太字の日本語タイトルと、それぞれ異なるイラスト。
パステル調の配色とシンプルで見やすいレイアウトで、初心者向けアフィリエイトをわかりやすく表現している。
※既存のテンプレートや著作物に依拠しないオリジナルデザインで。

条件を具体的に指示して、欲しいテイストに近いデザインに近づけます。

Instagram投稿例出力画面
  • ※ChatGPTで画像を作成

配置、デザインのアイデアも参考になりますね。
あとは、自分で要素を足すなど仕上げをすると完成度も上がります!

Instagram投稿例
  • ※ChatGPTで画像を作成

投稿の分析・改善

投稿したあと「これってよかったのかな?」「どこを直したらいいんだろう?」と迷うことって多いですよね。正直なところ、私自身もPDCAを完璧に回せているわけではなくて、まだまだ模索中です。

そんなとき、AIにざっくり聞いてみると、意外とヒントをもらえることがあります。

具体的な方法としては、フォロワー数やいいね数など外部に公開されている(誰でも見られる)情報を入力して改善点を相談する方法。この時、個人情報や機密情報などは入れないようにしましょう。

例えばこんな感じです。※数値は仮です

プロンプト例

以下のInstagram投稿結果をもとに、改善点を教えてください。

  • フォロワー数:500
  • リーチ:2,500
  • いいね数:12
  • 保存数:5
  • コメント数:1

今後はどんなテーマや投稿形式にすれば成果が伸びそうか、具体的に3つ提案してください。

Instagramアカウント改善ポイント出力画面

「改善点がほしい」というだけよりも、具体的に〇つ提案してほしいと数をいれると内容がまとまって返ってきます。

実際に返ってきたアドバイスは、すぐに試せそうなものばかり。
数値から自分では気づけなかった改善ポイントを提案してもらえるので、「次はこうしてみよう」と前向きになれるのが大きなメリット。

実際に活用してみると、投稿後の振り返りがちょっと楽になり、次の改善アクションを考えるハードルも下がりました。

AIはとても便利ですが、「なんでも任せて大丈夫!」というわけではありません。
SNS運用に使う際は、いくつか気をつけたいポイントがあります。

まず大切なのは 著作権や利用規約の確認
AIが生成した画像や文章でも、ツールによっては商用利用が制限されている場合があります。うっかり利用規約を守らずに投稿してしまうと、アカウントの信頼性に影響することも。

例えば、画像生成ができるAdobe Fireflyは商用利用が可能ですが、無料版の各種AIツールは、商用利用が認められていなかったりクレジット表記が必要なケースも多いため、注意が必要です。必ず、事前に確認するようにしましょう。

また、AIが生成したものをそのまま使うと、すでに誰かが作ったコンテンツと似てしまい、思わぬ権利トラブルにつながることもあります。だからこそ大切なのは、AIを“案出し”に活用して、最後は自分の手で仕上げることです。

例えば、AIにコピーのたたき台を作ってもらったらブランドトーンに合わせて調整したり、デザイン案を出してもらったらそれをベースに色やフォントを変えたりと、ひと工夫を加えることで、オリジナリティや世界観を守れます。

さらに、画像や文章が他者の作品と似ていないかを確認し、必要に応じて出典や参照元を明記するなど、透明性を意識しましょう。

要は、AIを「完成品を作る人」ではなく「アシスタント」として捉えること。
これを意識するだけで、SNS運用に安心して取り入れられるようになります。

また、AIツールの利用に限ったことではないですが、言葉の使い方にも注意が必要です。NGワードや使ってはいけない表現にも気をつけましょう。

例えば、人を傷つけるような言葉や差別的な表現はもちろんNG。投稿が炎上したり、アカウント停止の原因になることもあります。

さらに、肖像権や商標権への配慮も欠かせません。人物の写真やイラスト、キャラクターや有名人の名前・画像などは、権利者の許可なしに使うとトラブルにつながります。無断利用は避け、利用許諾を得た素材をコンテンツに活用しましょう。

SNSで安心して発信するためには、「これは自分で作ったものか?」「誰かの権利を侵害していないか?」をチェックするクセをつけておくことが大切です。

これまで時間や気力を奪っていた作業も、AIを取り入れるだけでぐっと効率化できます。
大切なのは「AIに任せる部分」と「自分で仕上げる部分」を分けること。

そうすることで、日々の投稿準備が軽くなり、本当に注力したい企画やコミュニケーションに時間を回せるようになります。

この記事では、AIを「全部やってくれるすごいツール」ではなく、「ちょっと手伝ってくれる頼もしいアシスタント」として使う方法を紹介しました。

特に、以下のようなゼロから考えなければいけない作業はAIに任せてしまいましょう♪

  • アイコン作成:AIにイメージを伝えて、オリジナルのアイコン案を作ってもらえます。
  • ネタ出し:季節やターゲットに合わせた投稿アイデアをたくさん提案してくれます。
  • キャッチコピー生成:投稿に合う魅力的な文章のたたき台を考えてくれます。

このように、これまで時間がかかっていた作業を効率化できるので、毎日投稿も夢じゃありません

AIに下準備を任せることで、「どうしたらもっと面白くなるかな?」「この文章、もっと自分らしくするには?」と、工夫する部分に集中できます。 そうすると、苦しい作業が、楽しい作業に変わり、精神的な負担も減ります。ぜひAIを活用してみてくださいね♪

AIを上手に活用して、あなただけのSNSアカウントを楽しく育てていきましょう!

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うさぎまる

株式会社インタースペース Webデザイナー

うさぎまる

アクセストレードのWebデザイナー。東京デザイナー・アカデミー(旧:東京デザイナー学院)グラフィックデザイン科を卒業後、IT企業のコンテンツ制作チームに6年務めたのちアクセストレードへ。業務の幅を広げるためアフィリエイトやSEOの勉強中!

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