サイト運用

見込み客を集めるためのキーワード選び

更新日:2016/09/20 公開日:2010/05/11

吉田 敦彦 (ヨシダ アツヒコ)

株式会社ベーシック Ferret事業部部長 兼 プロデューサー

吉田 敦彦 (ヨシダ アツヒコ)

初めまして、株式会社ベーシックの吉田敦彦と申します。あなたのサイトは、商品を買ってくれそうな方(見込み客)にきちんと見てもらえていますか? 今回から全4回にわたって、サイトにSEO対策を施す上で重要になる「見込み客を集めるためのキーワード選び」について、その考え方や便利ツールの活用方法などをご紹介いたしますので、ぜひ、お付き合いください。 さて、「あなたのサイトに最適なキーワードを選びましょう!」といきなり言われても、何からやればいいか、わからない方のほうが多いと思います。最適なキーワードは選びは、以下のような流れで考えていくと良いでしょう。

◆キーワード選定の流れ

1: 【抽出】(キーワードを拾い集める)

2: 【拡散】(拾い出したキーワードを拡散させる)

3: 【集約】(拡散させたキーワードを絞り込む)


まずは、初めのステップ、【抽出】の部分、「キーワードを拾い集める(アナログ編)」についてご解説いたします。 あなたが選んだアフィリエイトプログラムのリンク先、つまり商品販売ページをご覧ください。 その商品販売ページは、プログラムの広告主である企業が、商品を売るために作ったページですからそこには、販促のプロが考えに考えた、「見込み客が商品を購入したくなるキーワード」がたくさん散りばめられているはずですよね。 それは言わば、「売れるキーワード」。最適なキーワード選定への第一歩は、この「売れるキーワード」を拾い集めるところから始まります。 そのページから、「固有名詞」や、「悩み」、「欲求」などに関するキーワードを、できる限りたくさん抜き出してみてください。そして、エクセルや、メモ帳などにどんどん貼り付けていきます。

ページによっては、テキストがコピー&ペーストできない部分(画像)もあるかもしれませんのが、そこはアナログなやり方で、目で確認し、手打ちしておきましょう。

商品販売ページから「売れるキーワード」を拾い集めることは、多少の慣れが必要ですので、初めはとまどわれるかもしれませんが、見込み客にサイトを訪問してもらうための訓練だと思って、がんばって取り組んでみてください。

前項では、キーワード選定の初めのステップ、【抽出】における、商品販売ページからキーワードを抜き出す方法について、解説いたしました。 プログラムの商品販売ページを読んでいただき、「固有名詞」や「悩み」、「欲求」などに注目して、キーワードを拾い集める、という方法でしたが、実際やってみていかがでしたか? 慣れていない方にとっては、なかなか難しかったと思いますので、今回は、「無料ツール」を利用した「キーワードを拾い集める(ツール編)」について解説いたしましょう。 (あくまで、アナログな方法でキーワードを拾い集めるのに 慣れるまでの、補助的ツールとしてお考えください) 現在、WEB上では、無料で利用できる「ページ解析ツール」がいくつか提供されていますが、その中でおすすめなのが、以下の2つです。

◆『キーワード解析

このツールは、ページのURLを入力すると、ページ内の文字情報を解析し、キーワードの出現頻度を一覧で教えてくれます。

※機械的に解析するので、必ずしもキーワードが 適切に抜き出されるわけではありません。


◆『日本語形態素解析

こちらは、Yahoo! JAPANが提供しているAPIを使った「文章解析ツール」です。ページ内の文章をコピー&ペーストし、解析すると、上記『キーワード解析』以上の精度でキーワードを抜き出してくれます。

ただ、一度に解析できる文字数が限られているので、ページの文章量によっては、コピー&ペーストを何回かしなければいけないこともあります。


ぜひ、このようなツールを活用しながら、キーワードを拾い集めるコツを、掴んでいってください。

次に、商品販売ページから拾い集めていただいたキーワードを元に、「関連キーワード」を探していきます。 具体的にイメージできるよう、「薬用育毛剤」の商品販売ページを例にとって、考えてみましょう。 前回までの方法で、よくあるような「薬用育毛剤」の商品販売ページから、キーワードを拾い集めると、以下のようになります。

発毛、発毛促進、薬用育毛剤、育毛剤、脱毛、抜け毛、 抜毛、細胞増殖促進剤、増毛、増毛剤、薄毛、毛生促進、 養毛、頭皮、頭皮環境、商品名…など


さて、これらは、ゴールとなる商品販売ページで、効果を発揮するキーワードです。

しかし皆さんは、そのページへとユーザーを誘導するためのページを作るのですから、これらのキーワードから、さらに幅を広げたキーワードを探す必要があります。

そこで、キーワード選定の流れの2番目のステップ、【拡散】(拾い出したキーワードを拡散させる)について解説いたしましょう。

拾い集めたキーワードを元に、さらに幅を広げたキーワード、関連キーワード(複合キーワード)を探せるツールとして、弊社サービス『FerretPLUS』の「トレンドキーワード検索」についてご紹介します。


◆『FerretPLUS』トレンドキーワード検索

※無料版でも検索結果20件まで見ることができます。

会員登録が必要になってしまうのですが、例えばこのツールで「育毛剤」と入力し、検索していただくと、「育毛剤女性」、「育毛剤効果」、「育毛剤口コミ」など、「育毛剤」を拡散した、関連キーワードを調べることができます。


これらの関連キーワードもまた、エクセルやメモ帳などにコピー&ペーストし、あなたのサイトにアクセスを集めるための「キーワードリスト」として残しておきましょう。ここまでで、見込み客を集める上で基本となるキーワードを拾い集め、それを元に関連キーワードを調べるところまで完了しました。

キーワードを「集める」作業は以上になりますが、もちろん、これで終わったわけではありません。

次に、集めたキーワードの中から、検索されやすいキーワードに絞る方法についてご紹介します。

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吉田 敦彦 (ヨシダ アツヒコ)

株式会社ベーシック Ferret事業部部長 兼 プロデューサー

吉田 敦彦 (ヨシダ アツヒコ)

1978年2月15日生まれ。大手電気メーカーにて流通・製造業などの業務/会計分野のコンサルティングを経験。その後、戦略系マーケティング会社で戦略室室長および取締役(COO)を兼任。2008年9月 株式会社ベーシックへ入社。同社が運営するマーケティングサイト「Ferret PLUS」のプロデューサーを担当。2010年4月 Ferret事業部 部長へ就任 現在に至る。

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