対応の背景
HTTPSをランキングの決定要因に
取り入れることを公表
近年、サービスのセキュリティ強化に力を入れているGoogleは、検索順位の決定要因にサイトが安全かどうかを取り入れたことを公表しています。
このことにより、サイトの質が同等程度であった場合は、HTTPSであるほうを優遇した検索結果となります。ただし、SEOへの影響は現時点で軽微(1%程度)とのこと。
それよりも、あくまで目的はセキュリティを強化し訪問ユーザーが安心して利用できるサイトを増やしたいとの考えで推奨しているようです。
Google中の人が個人的にも強くオススメしていたり、将来的に影響度合いは変化していく可能性があります。
iOS9から追加されたATS機能により
アプリ上でのHTTP通信がエラーに…
ATS(App Transport Security)機能の追加で、Xcode7以降でビルドしたアプリをiOS9上で利用する際、HTTP通信(SSL対応されていないページや画像の取得)が行えなくなりました。
そのため、広告掲載に画像の表示・広告主サイトへのリンクができない事象が上記に合致する環境で発生することが確認されております。当てはまるアプリメディアを運営されている場合は、ATSを無効化する、またはSSL対応リンクコードを用いて広告掲載することにより、この事象を回避できます。
SSL(Secure Sockets Layer)とは?
SSLとは、インターネット上での通信データを暗号化する技術です。第三者によるデータの盗聴や改ざん、なりすましを防ぐことができます。これまでは個人情報やクレジットカード情報など重要な情報をやり取りするページだけをSSL対応(HTTPS化)する方法が用いられてきました。
しかし、Googleの推奨などの影響もあり、常時SSL (サイト全ページをHTTPS化)してサイトの安全性を高めユーザーの信頼を得ようとする流れが近年強まってきています。
ご利用方法
各プログラムのリンクコード取得ページでSSLリンクコードを取得できます。
SSLリンクコード取得方法例
(バナー広告の場合)
- 1パートナー管理画面にログイン
- 2プログラム情報で掲載したいプログラムを探す
- 3「リンクコード取得」ページを表示
- 4リンクコードを取得したい広告の種類を選択
- 5掲載したい広告を選んで、リンクコードをコピー
※タブの初期設定はSSLリンクコードが選択されています。
- 6サイトに広告を掲載
注意事項
- 広告リンク先ページ(広告主サイトおよび解析用URLなど)がSSL対応していない場合、SSLリンクコードを掲載しても広告のリンク先は非SSLページとなります。
- iOSアプリ上など非SSLページが表示できない環境で広告掲載する場合は、正常に広告画像(バナー)が表示されること・広告がリンクする(広告主サイトに遷移する)ことを必ず確認してください。
- SSL対応リンクコードを掲載した場合、一部フィーチャーフォン(ガラケー)で広告が表示・リンクできない場合があります。
※SSL通信が行えない(SHA-2方式のサーバー証明書に対応していない)端末の確認は、各キャリアの公式サイト(DoCoMo/au/SoftBank)にてご確認ください。
※SHA-2方式、およびSHA-1からのサーバー証明書切替に関する詳細は、総務省の説明ページをご参照くださいますようお願いします。
アプリメディアを運営の
パートナー様へ
前項の注意事項を併せてご確認のうえ、ご対応いただけますようお願い申し上げます。
- ATS(App Transport Security)
とは - Xcode7でビルドしたアプリに入る機能のことでアプリとウェブのセキュアな接続のために利用できます。
iOS 9.0 または OS X 10.11 以上で利用すると、有効の場合はHTTPでの通信はできません。アプリ開発者側で無効化や例外サイトの追加が可能です。(ユーザー側では不可能。)
SSL対応リンクコードを掲載、またはATSの設定変更が必要です!
- アフィリエイト広告の掲載について
- Xcode7でビルドすると、ATSはデフォルト有効となります。SSL対応していない通常リンクコードでは広告掲載・成果のトラッキング(計測)ができませんので下記いずれかの対応が必要となります。
-
- 1SSL対応リンクコードを掲載する
- 2ATSに例外サイトを追加する
- 3ATSを無効化する
- 現状、まだSSL対応していない広告主サイトが多いことから、アクセストレードではアフィリエイト広告を掲載する場合、ATSの無効化設定を推奨しております。