ほぼシロウト同然・知識ゼロの状態で、企業サイトの担当に着任した悲劇。
皆さん、はじめまして。
某企業でWEBサイトの運営を担当しております、シロクマ(仮名)と申します。いわゆる「サイト中の人」ってやつですね。
実は私、3年ほどまえに会社の都合(?)で、突然WEB担当になりました。(左遷でないことを祈ります笑)それまで普通に営業をしておりましたので、ほぼシロウト同然・知識ゼロの状態での着任です。
不運にも、検索周りが激動の時代に入るころです。
しかも、前任者がグズグズの施策を長年繰り広げてきておりまして…今思えば、サイトの状態は最悪でした。状況にそぐわないボロボロの装備で、吹雪の中に放り出された感じですね♪
そんなあの頃を涙とともに振り返りながら、実際にあった話を少しずつ、ご紹介していこうと思っています。当時の私のように、「SEO?SEM?なんにも分からないよ!」な状態の人のお役に立てれば幸いです。
※それなりに調べていますが、個人的な見解も入ると思います。内容の判断はご自身でお願いしますネ!
そしてパンダが突然やってきた!検索結果5位から、50位以下に転落。
そんな無防備な状態の私を襲ったのは、突然のGoogle「パンダアップデート」です。
オリジナルなコンテンツが大好き!と、もっぱらウワサのアイツです。
この時、ユーザーのためにならない低品質なサイト、と判断されたサイトが大量にパンダの餌食となりました。
我が社のサイトですか?
低品質うんぬん以前に、コンテンツそのものが少なかったデスね…。俗にいう「ペナルティを食らった」状態ではなく、単純に他のサイトのほうが優秀と判断されたんだと思います。
可愛いと信じて疑わなかったパンダのイメージは、この時を境にガラッと変わります涙
こうして、私が渋々担当を始めたサイトは、主要ワードで安定の5位だった状態から、いきなり50位以下となります。曲りなりに弊社はそのワード(公開できませんが)を主力商品としており老舗・業界大手です。
「そういう事情は考慮なしかよ!!」
と思ったのは、言うまでもありません。
しかしながら、コチラも生活がかかっているので、「お手上げ〜」というワケにもいきません。サラリーマン魂でいろいろと調べ始めました。
パンダアップデート以前に、「アップデートって何?」状態の私。
そもそも、です。
ネット上で騒がれていたので、さすがに、今回の検索順位が大暴落した理由は「パンダアップデート」とやらが理由であろうことがわかりました。
が、この時点で私はまだ「アップデートって、そもそも何なのさ?」な状態です。
実は、「アルゴリズム」の意味さえ、よくわかってはいませんでした。わからないのは私だけじゃないはず…と信じて、初心者の皆さま向けに簡単に説明します。
パンダアップデートとは、Googleが実施している検索アルゴリズムのアップデートの名称。
アルゴリズムとは、検索結果をどのように(どのサイトを、どの順番で)検索結果ページに表示させるか、を決める仕組み(プログラム)のことです。
アルゴリズムは、今回の「パンダ」の他にも沢山あって、「ペンギン」や「ハミングバード」などは良く聞く名前ですよね?
それらの新しいバージョンが検索結果に適応されることを、アップデート(更新)と呼ぶようです。
最近話題となったアップデートだと、「モバイルフレンドリーアップデート」や「クオリティアップデート」でしょうか。話題はつきない、、ですよね。
なぜ「パンダアップデート」の餌食となったか、を落ち着いて考えてみた。
ざっくり前提がわかった時点で、私は、問題の「パンダアップデート」について考えてみることにしました。
ネットで溢れる情報に翻弄(ほんろう)されながらも、なんとか調べてわかったのは、パンダアップデートは
質の高いコンテンツの検索順位を上げ、質の低いコンテンツの検索順位を下げることを目的としたアルゴリズムのアップデートであるということ。
すべては検索エンジンの利用者(ユーザー)のため、です。利用する人にとって役立つ結果が表示されたほうがいい、ごもっともなお話です。
しかし、こちらも会員数●●万人を抱えたサイト、「はい、そうですか。」と、引き下がるわけにはいきません。というか、会社から大目玉を喰らいます怖
そこで、どうして低品質なサイトであると評価されたか、その理由を考えてみることにしました。
▼サイトの現状
- 会員数は●●万人、月間●●万PV
- サイトの総ページ数は約20ページほど、各ページのテキスト量は少ない
- PVの9割以上はTOPページ
- サイト訪問者の約8〜9割は既存会員で会員ページへのログインが目的
- 新規サイト訪問者の離脱率は非常に高い
▼パンダアップデートが着目しているポイント
- 独自性や専門性のある内容か
- コンテンツ量の質は十分か
- コンテンツの信頼性はあるか
- サイト内でコンテンツが重複していないか
- 他のサイトを複製(コピー)したサイトでないか
- Googleの品質に関するガイドラインに反していないか
- ※ちなみに、よく出てくる「コンテンツ」とはサイトの中身、内容を表しています。
ここまで落ち着いて整理するのに、どれだけ誤情報を掴まされたか笑
ネット上がパニックに陥っていて、火事場ドロボー的なヤツが出てきていて、てんやわんやだったか。当時を思い出すと、もはや笑えてきます。
さて、整理ができたところで、どうしたら、もう一度上位に戻ってこれるかを考えました。